ジバンシーもNFT進出──15点をOpenSeaに出品

フランスの高級ファッションブランド「ジバンシー(Givenchy)」は、15点のノンファンジブル・トークン(NFT)をマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」に出品した。入札は23日にスタート、29日に締め切られる。

ジバンシーがNFTを発行するのは初めて。昨年ジバンシーのクリエイティブ・ディレクターに就任したマシュー・ウィリアムス(Matthew Williams)氏と、グラフィックアーティストのChito氏のコレボレーションでNFTを制作した。オンラインでのアバターやプロフィール写真として使用することができるという。

収益はジバンシィが支援する「The Ocean Cleanup」(プラスチック汚染をなくすための技術を開発しているNPO)に寄付される。NFTの発行に際しては、エネルギー消費量が少ないことからポリゴン(Polygon)ブロックチェーンを選択した。

NFTがメインストリームとなるなか、ラグジュアリー・ブランドの参入が続いている。

9月、ドルチェ&ガッバーナは「Collezione Genesi」と名付けた初のNFTコレクションをラグジュアリー・マーケットプレイス「UNXD」で発売、落札額は6億円を超えた。

関連記事:ドルチェ&ガッバーナ初のNFTコレクション、落札総額は約6億3000万円

バーバリーも8月、ミシカル・ゲームズ(Mythical Games)と提携し、NFTコレクションを発表。ブロックチェーン上のデジタルトイ「Blankos」を使ったゲーム「Blankos Block Party」の中で限定アイテムを発売した。

関連記事:バーバリー、初のNFTコレクション発表

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:GivenchyのNFT(スクリーンショット)
|原文:French Luxury Fashion Brand Givenchy Drops 15 NFTs on OpenSea