【週末の動き】ビットコインは横ばい──旧正月を前に取引高減少

市場の動き

ビットコイン(BTC)は週末、取引高が減少し、ほぼ横ばいで推移した。アジア市場の大半では旧正月の休みが始まる。

当記事執筆時点、ビットコインは過去24時間でわずかに上昇し、3万8100ドル超で取引されている。イーサリアム(ETH)もわずかに上昇し、2600ドル超となっている。

CoinDeskがまとめたデータによると、主要暗号資産取引所におけるビットコインの取引高は週末、大幅に減少した。

ビットコイン取引高(CoinDesk/CryptoCompare)

旧正月は春節とも呼ばれ、中国、香港、韓国、シンガポールなどでは1週間程度の連休となる。

テクニカル分析

ビットコイン価格とRSI(CoinDesk, TradingView)

ビットコインは、1月24日の安値3万2900ドルでサポートを維持し、ここ数日は3万5000ドル以上を維持している。日足チャートでは短期モメンタムが改善しており、買いが活発になる可能性がある。

それでも、長期指標は中立あるいは弱気で、4万ドル〜4万3000ドルのレジスタンスで上値が制限される可能性がある。

現状、週足チャートの相対力指数(RSI)は売られ過ぎ水準に近づいている。価格上昇に先行した2020年3月にも同じような状況になったが、今回は月足チャートに強い売り圧力があり、中期的な下落トレンドが維持される可能性がある。

日足チャートでは、1月22日以降、RSIは売られ過ぎ水準から上昇しており、短期的な買いを呼ぶ可能性がある。

ナスダック100指数は、1万4000ドルに短期的なサポートがある。ナスダックの反発は、暗号資産と株式の相関関係が上昇しているなか、暗号資産価格に短期的にプラスになる可能性がある。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk, TradingView
|原文:First Mover Asia: Bitcoin Barely Budges in Weekend Trading