ビットコインは2022年下半期、20万ドルに達する:米リサーチ会社FSInsight

ビットコイン(BTC)は2021年第4四半期(10−12月期)末にかけて株式との相関関係が強まり、中央銀行による金融引き締めの予測に直面すると下落した。ニューヨークにある独立系リサーチ会社のFSInsightは「Digital Assets in a Post-Cycle World」と題したレポートで述べた。

同社デジタル資産戦略責任者、ショーン・ファレル(Sean Farrell)氏は4日、ビットコインをはじめ広く暗号資産市場は今、「レガシーな資本が参入した」ため、テクノロジー銘柄との強い相関関係がより顕著になったとレポートに記した。

だがビットコインは依然としてキングであり、2022年の不安定なスタートを経て、下半期には20万ドル(約2300万円)に達する可能性があるという。

FSInsightはまた、DeFi(分散型金融)、NFT、その他のウェブ3.03アプリケーションがイーサリアムブロックチェーンの大幅な成長を牽引していると述べた。イーサリアムブロックチェーンはクラウドプラットフォームに比べて安価であり、イーサリアム(ETH)は2022年、1万2000ドルに達する可能性があるとしている。

さらに今年はイーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行に関する前向きな見方があり、移行が実現すれば、ビットコインのパフォーマンスとは無関係に資本が流入する可能性が高いと述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Will Reach $200K in Second Half of 2022, FSInsight Says