アニモカブランズ、教育系UGCプラットフォームを買収

NFTゲームの開発を手がけ、NFTやメタバースに積極的に投資しているアニモカブランズ(Animoca Brands)は、教育コンテンツプラットフォームのタイニータップ(TinyTap)の株式の80%以上を3888万ドルで買収した。アニモカブランズの出資比率は84.1%という。

2012年設立のタイニータップは、教育関係者がコンテンツを作成・投稿できるUGC(user-generated content)プラットフォームで、ユーザーはコンテンツが使用されると収益を得ることができる。

リリースによると、イスラエルのテルアビブに拠点を置くタイニータップは、教育関係者、セサミストリートやオックスフォード大学出版局などの出版社からの約20万点のコンテンツを提供している世界最大の教育ゲームライブラリーだ。

アニモカブランズは、タイニータップのプラットフォームを使って、ブロックチェーン関連の教育コンテンツを生成すると述べた。

「タイニータップの買収で、我々はブロックチェーンを活用して、世界中の教育者に新しい機会を提供し、教育者が自身が作ったコンテンツから利益を得つつ、子供のための強力な学習機会を親たちに提供できるようにしていく」とアニモカブランズの共同創設者兼会長のヤット・シウ(Yat Siu)氏は述べた。

タイニータップCEOのヨゲフ・シェリー(Yogev Shelly)氏は「我々は、教育者が数百万人もの子供たちに直接届く魅力的な学習コンテンツを作成し、コンテンツから収入を得ることができるようにする。アニモカブランズの一員となることで、我々はブロックチェーンを活用して、学校や政府から独立した新しい教育システムを構築していく」と述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:タイニータップのWebサイト(キャプチャー)
|原文:Animoca Brands Acquires Most of Educational Tech Company TinyTap for $38.9M