【US市場】ビットコインは横ばい、イーサリアムはわずかに上昇

アメリカは20日、祝日(6月19日、奴隷解放記念日)の振替休日で、伝統的な市場のほとんどは休み。米CoinDeskのマーケットチームも休みのため、本日の「US市場」は簡略版です。

ビットコイン(BTC)は当記事執筆時点、2万100ドル付近、過去24時間はほぼ横ばいで推移した(日本時間21日9時過ぎは、2万600ドル付近)。イーサリアム(ETH)は、1100ドル付近、24時間でわずかに上昇。

他の主要暗号資産の多くは、取引高が少ないでおおむね上昇となった。

先週の主な暗号資産関連のニュースには、以下のようなものがあった。

●FRB、28年ぶりの大幅利上げを発表:「労働市場はきわめてタイトで、インフレはあまりに高すぎる」とジェローム・パウエル議長は述べた。

●コインベース、スタッフ約1100人をレイオフ:取引サービス大手のコインベースは従業員の約18%にあたる約1100人を削減する。ブライアン・アームストロングCEOは、同社は「急速に成長しすぎた」と認めた。

●「パニックイベントは底打ち前に必要」:ビリオネア投資家のケヴィン・オレアリー氏が米CoinDeskに語った。

●マイクロストラテジー、追い証を想定せず:マイケル・セイラーCEOは、追い証の発生を想定していない。同社の株価は、ビットコイン価格とともに下落し、この数日で約35%、年初からは約75%下落している。

●バイナンス、クラーケン、ポリゴン、採用を加速:業界で人員削減の動きが広がるなか、3社は人材採用を加速している。

●セルシウス問題、テラUSD崩壊は長期的にプラス:リサーチ会社FSInsightは、これらは業界にとって長期的にプラスと述べた。ビットコインは買いのチャンスと見ている。

●エルサルバドル、含み損は70億円:エルサルバドルは2021年9月にビットコインを法定通貨に定めて以降、10カ月間に1億400万ドル(約140億円)をビットコインに投じている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Holds Above $20K Amid Light Trading