フォビ売却へ、創業者がFTXやTronのサン氏と交渉──実現すれば業界最大規模:報道

暗号資産(仮想通貨)取引所Huobi Global(フォビ・グローバル)の創業者レオン・リー(Leon Li)が、同社株式の過半数の売却に向けて交渉中とブルームバーグが12日に報じた。リー氏は、同社の評価額を30億ドル(約4000億円)以上と考え、交渉に臨んでいるという。

関係者によると、リー氏は同社株式の約60%の売却を目指しており、トロン(Tron)の創設者ジャスティン・サン(Justin Sun)氏、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)率いるFTXと予備的な交渉を行ったという。

サン氏はツイッターで関与を否定した。

セイシェルに拠点を置くフォビは、1日の取引高が10億ドルを超える世界最大級の暗号資産取引所(CoinGeckoのデータ)。

取引が実現すれば業界では過去最大規模となる。暗号資産市場の低迷によって、多くの業界大手はコスト削減やレイオフを強いられているが、大手が株式の過半数を売却するのは初めてのことだろう。

投資ファンドなどフォビの既存株主は、先月の株主総会でリー氏の決定を知らされたという。取引は早ければ今月末に完了する可能性があるとブルームバーグは指摘した。リーは、同社の評価額として20億ドル〜30億ドルを考えており、株式売却額は10億ドル以上となる見通しだ。

記事の後、フォビが発行するフォビトークン(HT)は25%近く上昇した。フォビ、トロン、FTXにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Houbi Global(キャプチャ)
|原文:Crypto Entrepreneurs Bankman-Fried, Sun in Talks to Buy Majority of Huobi Global Exchange: Report