エストニアのアバター企業Ready Player Me、77億円調達──ラウンドはa16zが主導

メタバースで使うアバター作成を手がけるエストニア企業「Ready Player Me」が、シリーズBの資金調達ラウンドで5600万ドル(約77億円)を調達。ラウンドはアンドリーセン・ホロウィッツ(a16Z)の暗号資産&ゲームファンドが主導した。

投資家には、Twitchの共同創業者ジャスティン・カン(Justin Kan)氏、ゲームプラットフォームRoblox(ロブロックス)の共同創業者デビッド・バズーキ(David Baszucki)氏などが名を連ねている。

調達した資金は、現在の51人のチームの拡大と、さまざまなメタバースで使えるアバターを、各企業が作成できるツールの開発に充てられる。

同社は2021年12月に1300万ドル(約18億円)を調達、その後、テンセント、ファーウェイ、HTC、ウォーゲーミング、ベライゾンといった企業と提携してきた。

ブロックチェーンゲームは2022年、飛躍的に成長しており、DappRadarの4月のレポートによると、ブロックチェーンの全活動の52%をゲームが占めている。投資も同様に急増し、同レポートは2022年第1四半期の資金調達は25億ドル(約3400億円)にのぼり、前年同期比150%増と指摘した。

アンドリーセン・ホロウィッツは5月、6億ドル(約820億円)規模の初のゲームファンドを立ち上げた。その直後、同社は45億ドル(約6200億円)規模の4つめの暗号資産ファンドを発表し、市場の低迷にもかかわらず、暗号資産業界への投資を積極的に進めている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Ready Player Me
|原文:Metaverse Avatar Creator Ready Player Me Raises $56M in Series B led by a16z