マスク氏のツイートがきっかけ──柴犬とツイッターをモチーフにした暗号資産が次々と誕生

柴犬とツイッターをモチーフにした多くの暗号資産が11月1日、BNB Chainとイーサリアムブロックチェーンに登場した。きっかけは、イーロン・マスク氏のツイートだ。

「babyDogeTwitter」「dogenaldtrump」「SpaceTwitterDoge」「ElonDogeTwit」と名付けられた暗号資産が、ツイッターのロゴが刻まれたハロウィンかぼちゃと、ツイッターのロゴTシャツを着た柴犬の画像をマスク氏がツイートした後に2つのブロックチェーンに次々と誕生した。

ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldは、こうした暗号資産のうち約70は発行後の数時間で90%下落したとツイート。長期的な価格上昇を期待して新たに登場した暗号資産に投資した投資家には、合計数千ドルの損失が発生した。

また同社は40以上をハニーポットに分類した。ハニーポットとは、疑うことを知らないユーザーの暗号資産ウォレットのパーミッションを変更し、詐欺師が管理するウォレットに転送することを目的とした不正な暗号資産のことだ。

マスク氏のツイートは、ドージコイン(DOGE)も上昇させた。同じく柴犬をモチーフにした柴犬コイン(SHIB)も上昇。これらの非合理的な盛り上がりは、様子見模様の暗号資産市場の中で際立っている。

マスク氏はドージコインの主要な支持者であり、ドージコインは同氏に対する市場センチメントを表すものになっている。また、ドージコインに関するマスク氏の発言は、一貫してその価格に影響を及ぼしている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:shutterstock
|原文:Elon Musk Tweet Sparks Flurry of Twitter-Themed Dogecoin Tokens