スティーブ・ジョブズ氏愛用のサンダル、3000万円超で落札──NFTも付属

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が「日常的に履いていた」ビルケンシュトックのサンダルが13日、21万8000ドル(約3000万円)以上で落札された。

Julien’s Auctionsによると、サンダルはジョブズ氏が「Appleの歴史における多くの重要な瞬間」に履いていたもので、ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンで発行されたNFTが付属している。販売条件によると、購入者はNFTの「所有権や知的財産権を取得しておらず」、NFTを使って利益を得ることはできない

サンダルの落札予定価格は6万~8万ドルだったが、19件の入札があり、予定価格を大幅に上回った。ジョブズ氏は「このサンダルを1970年代から1980年代にかけて履いて」おり、以前はジョブズ氏の自宅を管理していたマーク・シェフ(Mark Sheff)氏が所有していたとJulien’s Auctionsは述べた。

シェフ氏は以前、「ジョブズ氏はほとんど物に執着しない」ため、ジョブズ氏が物を捨てるたびに収集していたと米Business Insiderに語っている。

さらにJulien’s Auctionsは、1976年にジョブズ氏は「共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏とともにロス・アルトスのガレージでアップルコンピューターをスタートさせたときに、このサンダルをときどき履いていた」と述べた。

ジョブズ氏の元パートナーでリサ・ブレナン・ジョブズ(Lisa Brennan-Jobs)氏の母親、クリスアン・ブレナン(Chrisann Brennan)氏は以前ヴォーグ誌に、この靴は「彼のユニフォームだった」と述べ、ジョブズ氏のシンプルさと実用性へのこだわりを反映していると語っている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Julien’s Auctions
|原文:NFT-Linked Sandals Worn by Steve Jobs Sell for $218,000
※編集部より:本文を一部修正し、更新しました。