スタバがNFTのポイントサービスを開始へ──ポリゴンを採用

スターバックスがNFTを活用したポイントプログラムを開始する。基盤となるブロックチェーンは、イーサリアムのレイヤー2ソリューションであるポリゴン(Polygon)を採用した。

9月12日に発表されたサービスの名称は「スターバックス・オデッセイ(Starbucks Odyssey)」で、NFT化されたデジタルスタンプを購入すると、利用者はそれに付随する没入型イベントへの参加チケットなど、複数の特典を取得することができる。

スターバックスは今年5月、利用者で構成するコミュニティを形成したり、カスタマーエンゲージメントを高めるためのNFTコレクションの開発を進めていることを明らかにしていた。

スターバックス・オデッセイの利用を希望するユーザーは現在、同サービスのウェイトリストに登録することが可能だ。

イーサリアムはアプリケーションの数で世界一を誇るブロックチェーンだが、ポリゴンはイーサリアムを拡張するためのレイヤー2チェーンとして注目を集めている。ソフトバンク・ビジョンファンドやセコイア・キャピタルなどがこれまでに出資している。

プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake)のメカニズムを持ち、ポリゴンは2017年にマティック(MATIC)の名前で誕生。昨年2月にポリゴンの名称でリブランディングを行った。

|編集:佐藤茂
|原文:Starbucks to Offer NFT-Based Loyalty Program Using Polygon’s Blockchain Technology
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