トランプ前大統領、1枚99ドルのNFTカードを発表

前アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏が12月15日、4万5000枚のNFTコレクションを昨年開始したSNS「Truth Social」で発表した。

「トランプ・デジタル・トレーディング・カード(Trump Digital Trading Cards)」は、コレクション用の野球カードに似たデザインで、前大統領の画像が掲載されている。ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンを使って発行され、価格は99ドル、イーサリアム(ETH)または法定通貨で購入できる。

CollectTrumpCards.comの購入プロセスでは、最後に購入枚数を選ぶ。以下のスクリーンショットにあるように、45枚を一度に購入すると、トランプ氏とのディナー会に参加できるようだ。その場合、4455ドル(約61万円)が必要になる。

出典:CollectTrumpCards.com

NFTを1枚購入したコレクターは、ズーム、マイアミでのディナー、マー・ア・ラゴでのカクテル・アワーなど、トランプ氏との体験ができる「懸賞」に自動的に応募することができる。トレーディングカードは、1枚ものから「2枚、5枚、7枚、10枚」とレアリティが設定されており、「20枚以上存在するものはない」と同サイトには記されている。

トランプ氏は2019年7月に暗号通貨の「ファンではない」と発言したものの、新しいコレクションの宣伝には熱心な様子。「今すぐカードを手に入れよう! 1枚99ドルだけ! 素晴らしいクリスマスプレゼントになるだろう。待たないで。彼らはすぐになくなると思う!」と、自身のプラットフォームに投稿している。

サイトには、トランプ氏のプロモーションビデオも掲載されており、「各カードには、私と一緒にディナーを楽しむなど、素晴らしい賞品を獲得するチャンスが自動的に付いてくる」と語っている。

このプロジェクトは当初、Twitterで批判を集め、なかには「詐欺」と呼ぶ人もいた。トランプ氏のソーシャルメディア企業の合併を進めているSPAC(特別目的買収会社)Digital World Acquisition Corp(DWAC)の株価は発表後に約7%下落している。

トランプ氏にとっては初の公式NFTプロジェクトだが、前ファーストレディのメラニア・トランプ氏はほぼ1年前にNFTコレクション「Cobalt Blue Eyes」を発表している。

このプロジェクトを運営する「Collect Trump Cards」にコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CollectTrumpCard.comのキャプチャ
|原文:Donald Trump Announces $99 Digital Trading Card NFTs
※編集部より:本文を一部修正して更新しました。