グレイスケール・ビットコイン・トラスト、資本の一部返却を検討──SECはビットコインETFへの転換申請を拒否

グレイスケール・ビットコイン・トラスト、資本の一部返却を検討──SECはビットコインETFへの転換申請を拒否

グレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)は、SEC(証券取引委員会)がビットコインETF(上場投資信託)への転換を拒否した場合、主力プロダクト「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」の資本の一部を返還することを検討していると投資家向け文書で明らかにした。

現在、ビットコイン(BTC)の純資産価値(NAV)に対して49%のディスカウントで取引されているGBTCの20%を上限に、入札を行うことも選択肢の1つとしている。

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グレイスケールは、GBTCのETFへの転換をSECに何度も拒否されており、SECは今月初めにその理由として規制監督の欠如をあげている。

FTX崩壊から約1カ月、暗号資産(仮想通貨)業界が揺れ動くなかで、グレイスケールのマイケル・ソンネンシャイン(Michael Sonnenshein)CEOによる文書はGBTC保有者の懸念を緩和しようとしたものだ。

グレイスケールのデジタル・カレンシー・グループ(Digital Currency Group)傘下であり、米CoinDeskの姉妹企業。グレイスケールにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。

6月、SECがETF申請を却下した数時間後、グレイスケールはSECを提訴し、SECの決定には「強く反対する」と述べた。

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少なくとも短期的には、グレイスケールの発表は望ましい効果をもたらしたようだ。ビットコイン価格は週末からほぼ横ばいで推移していることに対し、GBTCは19日早朝に4.1%上昇している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Grayscale Will Explore Returning Portion of Investor Capital if SEC Refuses Spot Bitcoin ETF

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