ジェネシス、上位50の債権者に35億ドル(約4500億円)超の負債

暗号資産取引所ジェミニ(Gemini)、トレーディング大手のCumberland、Mirana、MoonAlpha Finance、VanEckのNew Finance Income Fundが1月19日深夜に公開された破産申請書によると、ジェネシスの大口債権者となっている。

ジェネシスは「すべてのクライアントとステークホルダーのために価値を最大化し、将来のために事業を強化するためのグローバルな解決策を実現するための戦略的アクション」として、アメリカ時間19日深夜に破産申請を行った。

申請書に記された大口債権者には、暗号資産関係者には馴染みのある名前が並んでいる。ジェネシスの負債額は、Gemini Trust Company(ジェミニは投資サービスにジェネシスのサービスを利用していた)に7億6600万ドル、Cumberland DRWに1870万ドル、暗号資産ファンドのMirana(同社はBybitに投資している)に1億5150万ドル、MoonAlpha Finance(Babel Financeのチーム)に1億5000万ドル、資産運用大手VanEckのNew Finance Income Fundに5300万ドルとなっている。

名前が明かされていない債権者も多数存在する。ある債権者は4億6220万ドル、別の債権者は2億3000万ドルとなっている。

Heliva International Corpは債権額が5500万ドルとなっており、メタバース大手ディセントラランド(Decentraland)の最高財務責任者(CFO)サンティアーゴ・エスポンダ(Santiago Esponda)を連絡先としている。だが、ディセントラランドの最高執行責任者(COO)ライアン・デ・タボアダ(Ryan De Taboada)氏は、米CoinDeskの取材に対して、ディセントラランドからの公式な投資ではないと述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:バハマで開催されたFTXカンファレンスでのジェネシスのブース(Danny Nelson/CoinDesk)
|原文:Genesis Owes Over $3.5B to Top 50 Creditors