DCG、グレイスケールの投資商品を売却:報道

デジタル・カレンシー・グループ(Digital Currency Group:DCG)が、子会社の暗号資産運用会社グレイスケール(Grayscale)が運営している複数の投資商品をかなりのディスカウントで売却し始めた。証券報告書を引用してフィナンシャル・タイムズが報じている。

グレイスケールは、運用資産残高が100億ドルを超えるグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)を運営しており、2022年末には過去最高のディスカウント率で取引されていたが、最近は回復していた。

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グレイスケール、ジェネシス(Genesis)、米CoinDeskは、いずれもDCGが親会社。

1月20日、暗号資産レンディングを手がけるGenesis Global Capitalの持ち株会社、Genesis Global Holdco LLCは、連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請。さらに米CoinDeskは6日、DCGはジェネシスの暗号資産レンディング部門(破綻申請によって事業再編中)のみならず、トレーディング事業も売却する方向で、主要債権者グループと合意したと報じた。

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フィナンシャル・タイムズによると、DCGの投資商品の売却は、イーサリアム(ETH)ファンドに集中しており、1月24日以降、複数の取引で約2200万ドル(約28億6000万円)相当を売却している。額面では16ドル相当になるはずだが、同社は約8ドルで売却しており、DCGは「単に継続的なポートフォリオのリバランスの一環」と述べたという。

DCGとグレイスケールにコメントを求めているが、まだ返答はない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:DCG Is Selling Holdings in Grayscale: Financial Times