仏銀行大手ソシエテ・ジェネラルがユーロベースのステーブルコインを発行

ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)の暗号資産(仮想通貨)部門であるSGフォージ(SG Forge)は、イーサリアム上でユーロにペッグしたステーブルコインを発表した。SGフォージはこうした資産としてはパブリックブロックチェーンで初めて展開されたものだとしている。

EURコインバーチブル(EUR CoinVertible、EURCV)は、伝統的な資本市場と暗号資産とのギャップを埋める手段として機関投資家向けに提供されると、パリに拠点を置く大手銀行の暗号資産部門は4月20日にウェブサイト上で述べた

SGフォージは、オンチェーン取引のための強固な決済資産およびオンチェーン流動性資金調達と借り換えの手段に対する顧客からの需要の高まりに対応するものだと述べている。

米銀行大手のJPモルガンの社内ステーブルコイン「JPMコイン」は、金融機関同士の決済トークンとして2020年から利用されているが、パブリックブロックチェーンではなく、同行内のネットワーク「Onyx」上で取引されている。

ソシエテ・ジェネラルの暗号資産部門は、昨年9月にフランスの金融庁(AMF)から暗号資産取引とカストディサービスを提供する登録を獲得しており、フランスにおける機関投資家の暗号資産採用の勢いが増していることを示している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Societe Generale’s Crypto Division Introduces Euro Stablecoin on Ethereum