本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は2.8.例によって早めに動くMACDで売りサインが点灯、他も減速を示唆するが明確なサインまでは出ていない。上値は重そうではあるが、ずるずる下がるかはまだ判断がつかない。一段の下落かレンジ相場入りかは、もう少し慎重に見極めたい。

パターン分析

400万円を上抜けたところでヘッドアンドショルダーを形成し下落、ネックラインとなる390万円辺りが目先の重しとなりそう。一方で380万円近辺は3月にもみ合った水準でサポートされそうだ。少し長めに見ると、2021年に大きくヘッドアンドショルダーを形成して低迷、2023年に入り切り返したが、そのネックライン付近で止められた格好。この水準での滞空時間が長かったため、400万円前後のコストでのロングが相応に溜まっており、そのやれやれ売りをこなすのに少し時間がかかりそう。

評点:3

移動平均線

移動平均線

9MAが下向きに転じ黄色信号。但し、まだ25MAとは少し距離があり、売りサインには至っていない。

評点:3

一目均衡表

一目均衡表

3役好転の買いサインが継続。基準線は横ばい、遅行線もローソク足に近づいており、勢いは失いつつある。

評点:4

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドの拡大が一服、ローソク足もバンド上限で跳ね返され中央付近に。方向感は感じられない。

評点:3

MACD

MACD

デッドクロス発生、両線とも下向きで売りサイン点灯中。

評点:1

RSI

RSI

ほぼ50付近でニュートラル。

評点:3

評点

評点

松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet