米Web3ニュース:アクシー・インフィニティ/NFT取引高

Axie Infinity、App Storeに登場

人気NFTゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」を手がけるスカイメイビス(Sky Mavis)は、カードベースの戦略ゲーム「Axie Infinity: Origins」をラテンアメリカとアジアの主要市場のApp Storeで発売した。これまでは限られた地域で、Google Playや同社のMavis Hubを通じて提供されていた。

Originsは、NFTではない「スターター」キャラクターを使ってプレイを始めることができ、すでに全プラットフォームで150万インストールを記録している。

  • 暗号資産アクシー・インフィニティ(AXS)上昇:AXSはこのニュースの後、7.16ドルから8.04ドルまで12%以上上昇し、CoinDesk Indicesのリーダーボードでトップに立った。しかし上昇は長く続かず、当記事執筆時点では7ドル弱で取引されている。

NFT取引高は重要か?

DappRadarが5月18日に発表したレポートによれば、NFTの5月の取引高は今年初めて10億ドルを下回るかもしれない。一方、5月はすでに取引件数が230万にのぼり、NFTを扱った週あたりのアクティブウォレット数は増加している。

  • データの意味は:DappRadarのブロックチェーンアナリスト、サラ・ゲルゲラス(Sara Gherghelas)氏は、これは市場に、より小口の取引を行うNFTトレーダーが、より多く存在しているサインかもしれないと述べた。
  • 取引高という指標:取引高は、NFT市場の動向を知るための重要な指標だが、ウォッシュトレードや少数の超富裕層の取引によって左右される可能性がある。有用な指標であることに変わりないが、現在の市場状況との関連で考える必要がある。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Axie Infinity: Origins(キャプチャー)
|原文:To Axie Infinity and Beyond