かつてブロックチェーンの活用を積極的にアピールしていたセガは、GameFi（ゲーミファイ）とブロックチェーンゲーム（BCG）から手を引こうとしていると、ブルームバーグが伝えた。
セガ代表取締役副社長Co-COOの内海州史氏は、同社は現在、ブロックチェーン技術に懸念を抱いており、同社のブロックチェーンゲーム開発計画を中止するとブルームバーグに語った。
「この技術がこの業界で本当にうまく行くのか精査している」と内海氏。
「プレイ・ツー・アーン（P2E）ゲームのアクションは面白くない。ゲームが面白くなければ意味がない」
同社は以前、同社の最も有名なゲームやIP（知的財産）のいくつかをブロックチェーンゲームから除外すると発表していた。しかし、サードパーティの開発者がブロックチェーンゲームを制作することは認める意向。同社は昨年、過去のIPを活用したブロックチェーンゲームを開発するために、double jump.tokyo（ダブルジャンプトウキョウ）と提携した。
同社はブロックチェーンゲームについては以前から慎重だった。最初にこの分野への参入を発表した際には、ファンから強い反発を受け、「単なる金儲けと受け取られるのであれば、（参入計画を）進めないという判断をしたいと思います」とスタンスを修正している。
セガはアジアを拠点とする暗号資産ファンドIVCに投資しており、IVCはGameFiプロジェクトに積極的に投資している。先日、IVCが京都で開催した「IVS Crypto 2023」には、セガ幹部が多数出席していた。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：増田隆幸
｜画像：Unsplash
｜原文：Sega Rethinks GameFi Plans, COO Calls Blockchain Gaming ‘Boring’: Bloomberg
