KINが20%以上急騰──供給量の70%をバーンする投票可決で

ソラナブロックチェーンの暗号資産(暗号資産)ウォレット「Code」の支払い方法として採用されている暗号資産キン(KIN)で、1億5600万ドル(218億4000万円、1ドル140円換算)に相当する約7兆KINをバーン(焼却)するというコミュニティ提案が28日に可決された。これを受けて価格は20%以上急騰し、本記事執筆時点では0.000023セントで推移している。

バーンによって総供給量は70%減少することになる。バーンされるKINは、プロジェクトの準備金とメッセージアプリ「Kik」を運営する「Kik Interactive」社が保有する未決済残高から拠出される。準備金を保有していた財団を解散させ、分散化を推進することが狙いだという。

KINは、もともとKikの収益化のためにKik Interactive社が2017年に作成したもので、時価総額は約5000万ドル(約70億円)。

バーンの提案は、Kik Interactive社の元CEOであるテッド・リビングストン(Ted Livingston)氏がKINを中心に構築されたCodeを導入してから1週間以上後に行われた。

リビングストン氏は提案の中で、このバーンは「KINを、インフレがなく、財団もウェブサイトも持たず、完全に分散化された、ソラナ上で唯一の意味のある暗号資産にする」試みだと述べた。

|翻訳:CoinDeskJAPAN
|編集:林理南
|画像:Brady Dale/CoinDesk
|原文:KIN Token Surges Over 20% After Vote to Burn 70% of Supply Passes