猫のミームコイン・トシ、コインベースのレイヤー2「Base」で注目

米暗号資産(仮想通貨)取引大手のコインベース(Coinbase)の創設者兼CEOであるブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)氏の猫にちなんで名付けられたミームコイン「トシ(TOSHI)」が、9日に一般公開予定のコインベースのブロックチェーン「Base」上で主要な暗号資産として急速に浮上していることが、ソーシャルメディアX(旧Twitter)で話題になっている。

アームストロングCEOは昨年ポッドキャストで自身のペットの名前を明かし、名前の由来は匿名のビットコイン創始者サトシ・ナカモト氏だと述べた。なお、もう一匹の猫の名前はモチ。

14億円相当が交換される

ばかげているように見えるかもしれないが、トレーダーはトシに大金をつぎ込んでいる。過去24時間にBaseネットワーク上の分散型取引所(DEX)であるスシスワップ(SushiSwap)で交換されたミームコインは1000万ドル(約14億円、1ドル140円換算)相当に上り、取引ペアには100万ドル(約1億4000万円)以上のイーサリアム(ETH)の流動性が提供された。

データによると、いくつかのアドレスが4日午前に1回の取引で8ETH以上(約224万円)を購入した。

こうしたブームは、近年のドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)(柴犬をテーマにした2つの人気暗号資産)の急騰を再現したいと考えているトレーダーが起こしている可能性がある。

暗号資産取引所BTSEの最高執行責任者(COO)であるジェフ・メイ(Jeff Mei)氏は、「ミームコインは、非常に投機的で不安定な種類の暗号資産だ。一般的に、こうした暗号資産はイーサリアムのようなより確立された暗号資産と比較して実用的な用途に欠けている」と指摘。「とはいえ、投資家にはそれぞれ独自のリスク選好度があり、こうしたボラティリティの変動は利益を確保する絶好の機会にもなる」と述べた。

Baseは一般公開前に資金が流入

Baseはコインベースによって「OP Stack」上に構築されており、ローンチ前にアプリケーションやブロックチェーンベースの製品をテストできるよう、開発者向けに7月に公開された。来週9日に正式公開される予定となっている。

しかし、先週急激に拡散したミームコイン「BALD」が発行された際には、トレーダーは莫大な利益を求めて正式公開に先駆けて飛びつき、Baseブロックチェーンがまだ一方通行の資金移動しかできなかったにもかかわらず6600万ドル(約92億4000万円)以上を送金した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Wance Paleri/Unsplash
|原文:Cat Coin Toshi Purrs on New Base Blockchain