市場全体の弱気センチメントは、トレーダーが長期保有アプローチを取るのではなく、値動きによる利益確定を促すため、ポジティブなファンダメンタルズによって上昇したであろうトークンに重くのしかかっている。
データによると、エックス・アール・ピー（XRP）は、7月にリップルラボ（Ripple Labs）が米証券取引委員会（SEC）に対して画期的な判決を獲得した後に見られた上昇のほぼすべてを失った。
XRPは23日、0.5ドル付近で推移し、過去1週間で約14％、30日間で約30％下落している。価格チャートによると、7月20日に0.83ドルの年初来高値となったが、価格は判決前の水準に戻っている。
SECは2020年、リップルを未登録証券を販売した容疑で提訴した。リップルは歴史的に、同社製品の一部を支えるXRPとXRP Ledgerから距離を置いてきた。しかし、裁判の進展はXRP価格に影響を与えていた。
2023年7月、裁判所は取引所でのXRPの販売は投資契約には当たらないとの判決を下し、暗号資産市場で最も長く、最も議論を呼んだ訴訟のひとつに一応の終止符を打った。
だがSECは上訴の動きを見せている。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：増田隆幸
｜画像：CoinGecko
｜原文：XRP Gives Up All Gains Made After Ripple Labs’ SEC Victory
