マトリックス法によるテクニカル分析(2023/9/22)ビットコイン、ここは踏ん張りどころ:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は3.5。前回4.2からは減速したが上目線継続。強めのレンジスタンスである410万円に1回目のトライは跳ね返されたが、半値戻しの水準や一目の雲の下限でサポートされれば、再トライもありそう。

パターン分析

365~410万円のレンジの半値戻しをクリア、全値戻しとなる410万円手前で上値を押さえられた格好。少し上のトレンドラインも気になるが、レジスタンスだった半値戻し水準でサポートされれば、抜けるかどうかは別としても再トライが臨める。

評点:4

移動平均線

ゴールデンクロス発生から1週間経過。少し勢いは薄れたが、まだ9MA、25MAともに上向きで、200日移動平均線にもサポートされており、上目線継続。

評点:4

一目均衡表

先週、指摘した通り雲の中への突入に成功。雲の上限に上値を押さえられたが、下限でサポートされている。月末にかけて雲の幅が狭くなるので、狭いレンジでの取引か、上下どちらか抜けるか、正念場を迎えそう。

評点3

ボリンジャーバンド

バンドがスクィーズしたままで、まだ明確なトレンドは出ていないことを示唆している。バンドの上限に跳ね返されて、中央付近に戻してきており、方向感は感じられない。

評点:3

MACD

ゴールデンクロス継続。MACDが横ばいになりつつあり、シグナルとの乖離幅も縮小気味で勢いは薄れたが、まだかろうじて両線とも上向き。

評点:4

RSI

50台で方向感なし。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet