機関投資家はBTCとETHを優先し、アルトコインをほとんど無視している:調査報告

機関投資家のトレーダーはビットコイン(BTC)に強気で、イーサリアム(ETH)にはまちまち、アルトコインには懐疑的であることが、Bybit Researchの新しい報告書で明らかになった。

2023年第1四半期から第3四半期にかけて、機関投資家トレーダーはビットコインの保有額をほぼ倍増させた。9月の時点で、彼らの資産の半分は、市場のポジティブなセンチメントとアメリカ証券取引委員会(SEC)がアメリカでのスポットBTC上場投資信託(ETF)を承認するという期待に後押しされ、最大の暗号資産で建てられていた。彼らのスタンスは、リテールトレーダーのBTC保有額が低いのとは対照的で、おそらく彼らのレバレッジレベルが高いことが原因でだろうとBybitの報告書は述べている。

機関投資家やクジラ(ビットコインの大口保有者)はアルトコインに懐疑的であり、5月に一時的に上昇したものの、これらのトレーダーのアルトコイン保有量は全般的に減少していることがデータで示されている。特に機関投資家の間では8月から顕著な減少が見られ、ボラティリティの高い資産に対する慎重な姿勢が反映されている。

ETHの保有量は、イーサリアム・ブロックチェーンのシャペラ・アップグレード以来、ETFのニュースが市場を沸かせ、暗号資産の見通しがポジティブになる中、9月に機関投資家の間で急増した以外は、全般的に減少していることがデータで示されている。

ビットコイン価格は年初来で約140%上昇し、イーサリアムは87%上昇した。

10月にはK33リサーチが報告書で、アセットアロケーションのスタンスを変更し、2022年7月以降、ETHがBTCに対して長期的に低迷しているため、ビットコインに軸足を戻すよう助言し、また、新たにローンチされた先物ベースのイーサリアムETFへの反応が鈍いことを記している。

「イーサリアムの不調が続いているので、ETHにブレーキをかけ、BTCに戻すべき時だと考えている」と彼らは書いている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Institutional Traders Split Between Bitcoin, Ether: Bybit Research