DOGE-1衛星の関連トークン、スペースXによる打ち上げを前に急上昇

ドージコイン(DOGE)をテーマにした人工衛星DOGE-1を月周回軌道に投入するミッションに先立ち、宇宙物流企業ジオメトリック・エナジー(Geometric Energy)に関連する2つのトークンが上昇している。

同社が発行するトークンのGECは、この1週間で4倍以上になった。衛星に表示される広告の支払いに使われるとされる別のトークン、XIは36%上昇した。オンチェーンのデータによると、これらのトークンを合わせた時価総額は3000万ドル(約45億円、1ドル=150円換算)強で、6000人以上の個人保有者がいる。

人工衛星は1月12日にアメリカのケネディ宇宙センターからスペースX社のロケットで打ち上げられる予定だ。

ジオメトリック・エナジーは2021年5月、当初2022年に予定されていたスペースX社のファルコン9ロケット打ち上げのペイロードとしてDOGE-1衛星を発表した。このミッションの費用はすべてドージコイン(DOGE)で賄われている。ドージコインは犬をテーマにしたミームコインで、スペースXの創設者イーロン・マスク(Elon Musk)氏の声援を受けている。

ジオメトリック・エナジーの創設者であるサミュエル・リード(Samuel Reid)氏によれば、スペースXは打ち上げに必要な規制当局の承認を得ており、ついにDOGE-1の実現に一歩近づいたという。

DOGE-1は、今後数カ月の間に予定されている2つのドージコイン関連ミッションのうちの1つだ。

12月初め、ドージコインの開発者は、アメリカのピッツバーグを拠点とする企業アストロボティック(Astrobotic)が計画する宇宙ペイロードミッションで、物理的なDOGEが月に到達する可能性があると述べた。このミッションは12月23日に計画されており、政府、企業、大学、NASAの商業月ペイロード・サービス(CLPS)イニシアチブからの21のペイロードを搭載する。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Dogecoin
|原文:Tokens Tied to Dogecoin-Funded DOGE-1 Satellite Jump Ahead of SpaceX Launch