Baanx、英国・EU・中南米向け暗号資産カードでBNB対応を追加
  • Baanxは、6月に英国・EU・中南米市場でBNBのサポートを開始し、米国でも将来的に利用可能にする予定だと述べた。
  • BNBは流通量が世界で最も多い暗号資産の一つで、時価総額は約900億ドル(約12兆9600億円、1ドル144円換算)。

マスターカード(Mastercard)、ビザ(Visa)、サークル(Circle)などと提携する暗号資産(仮想通貨)決済カード企業Baanxは、世界最大の暗号資産取引所バイナンス(Binance)にもともと関連があったBNBチェーン上のユーティリティトークン、ビルドアンドビルド(BNB)のサポートを発表した。

プレスリリースによると、Baanxの「Crypto Life Card」のユーザーはBNBをチャージすることができ、BNBチェーンの利用が暗号資産取引や分散型金融(DeFi)を超えて、世界中の1億を超えるマスターカードおよびビザ加盟店でトークンを利用できるようになる。

Baanxは、BNBのサポートを6月に英国・EU・中南米市場で開始し、米国でも将来的に利用可能にする予定だと述べた。

「我々は空約束ではなく、人々が実際に利用できる製品を通じて、デジタル金融と伝統的金融の架け橋を築いている」とBaanxの最高商務責任者(CCO)、サイモン・ジョーンズ(Simon Jones)氏は声明で述べた。

BNBチェーンのネイティブトークンであるBNBは、2017年にローンチされた当初は「バイナンスコイン(Binance Coin)」と呼ばれ、バイナンス取引プラットフォームでの手数料の支払いに使用されていた。現在、BNBは時価総額約900億ドル(約12兆9600億円)を誇る最大規模の暗号資産トークンの一つだ。

ブルームバーグ(Bloomberg)は今月初め、あるヘッジファンドがマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏のストラテジー(Strategy)が先駆けとなったビットコイン(BTC)財務計画を模倣し、BNBに1億ドル(約144億円)を投資する計画だと報じた。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Baanxチーム(2024年、Baanx)
|原文:Baanx Adds BNB Support on Its Crypto Card for UK, EU, LATAM