- ビットマインは暗号資産、現金、株式の保有高が14日時点で107億7000万ドル（約1兆5830億円、1ドル147円換算）に達したと報告。
- 同社は8万2233ETHを保有量に追加し、総保有量は215万1676ETHとなった。
- ビットマインによる、ワールドコイントレジャリー企業エイトコの株式保有額は、当初の投資額の10倍超となる2億1400万ドル（約315億円）に増加。
イーサリアム（Ethereum）のイーサリアム（ETH）に特化したデジタル資産トレジャリー企業で、ファンドストラット（Fundstrat）のトム・リー（Tom Lee）氏が率いるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ（BitMine Immersion Technologies）は、暗号資産、現金、株式の保有高が107億7000万ドル（約1兆5830億円）に達したと発表した。
15日のプレスリリースによると、ラスベガスに拠点を置く同社は、14日時点で215万1676ETHを保有しており、先週は8万2233ETHを追加。また、5億6900万ドル（約836億円）の自由に使える現金を保有している。保有イーサリアムの価値は、現在の価格で97億ドル（約1兆4260億円）相当だ。
虹彩スキャンプロジェクト「ワールド（World）」を中核とする新たな暗号資産（仮想通貨）トレジャリー企業であり、ワールドコイン（WLD）に特化したエイトコ（Eightco）のビットマインによる株式保有額は、2億1400万ドル（約315億円）に増加。これは当初の投資額2000万ドル（約29億4000万円）の10倍超であり、ビットマインが「ムーンショット」と呼ぶ、デジタル資産トレジャリー企業への初の投資となる。
6月にイーサリアムへの転換を行って以来、ビットマインは上場企業の中で2番目に大きい暗号資産保有企業として浮上し、パイオニアであるストラテジー（Strategy）のビットコイン（BTC）保有高730億ドル（約10兆7300億円）相当に次ぐ規模となっている。
過去数週間、トレジャリー企業は圧力にさらされており、一部の株式は保有資産の純資産価値を下回る価格で取引されている。例えば、競合のイーサリアムトレジャリー企業であるシャープリンク・ゲーミング（SharpLink Gaming）は先週、株価を上昇させるために自社株買いを実施した。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
｜画像：ファンドストラット・キャピタルの共同創業者兼CIOで、ビットマイン会長のトム・リー氏（CoinDesk）
｜原文：BitMine’s Ether Treasury Crosses 2.15M, Stake in Worldcoin Vehicle Rises 10-Fold
