- コインベース、ストラテジー、マラ・ホールディングス、メタプラネットは、いずれもプレマーケット取引で2~3%超下落した。これは、暗号資産市場の下落を反映している。
- ソラナに特化したフォワード・インダストリーズは5%も下落し、イーサリアムのトレジャリー企業であるビットマインは4%近く下落した。これにより、デジタル資産と紐づいた企業のバランスシートに対する圧力が浮き彫りとなった。
- 先週の米連邦準備制度理事会(FRB)による0.25%の利下げを受けて上昇していたビットコインとイーサリアムは急落し、直近24時間のイーサリアムだけでも5億ドルを超える清算が発生している。
22日のプレマーケット取引では、暗号資産(仮想通貨)関連企業の株価が急落した。ビットコイン(BTC)や複数のアルトコインが弱まることのない売り圧力に屈し、デリバティブ取引所全体で16億ドル(約2320億円、1ドル145円換算)相当の清算が発生したことが背景にある。
コインベース(Coinbase)はプレマーケット取引で3%下落し、ストラテジー(Strategy)は2.3%下落した。マラ・ホールディングス(Mara Holdings)とメタプラネットも3%超下落した。
暗号資産トレジャリー(財務)企業にとっても厳しい朝となった。ソラナ(SOL)のトレジャリー企業のフォワード・インダストリーズ(Forward Industries)はプレマーケット取引で5%も下落し、イーサリアム(ETH)に特化したビットマイン(BitMine)は3.9%下落した。
この株式市場の急落は、アジア時間午前中に暗号資産市場が厳しい週明けを迎えた後に発生した。ビットコインとイーサリアムはそれぞれ2.3%と6.4%下落し、複数のアルトコインが2桁の下落幅を記録した。
この動きは、先週に米連邦準備制度理事会(FRB)による25ベーシスポイントの利下げ決定を受けて上昇していた複数のトークンが勢いを失ったことの集大成と言える。
この反落により、暗号資産デリバティブ取引所全体で広範な清算が発生した。CoinGlassによると、過去24時間で5億ドル(約725億円)相当のイーサリアムのポジションが解消された。
|翻訳・編集:林理南
|画像:コインベース株(TradingView)
|原文:Crypto Stocks Tumble in Pre-Market Trading as Bitcoin Dives to $112K


