Web3/ブロックチェーン領域は、規制整備と社会実装の両面で着実に前進している。8月には日本円建てステーブルコイン「JPYC」が初めて認可され、今秋の発行に向けた準備が進められている。金融庁では暗号資産(仮想通貨)規制を資金決済法から金融商品取引法へ移行する議論も進展するなど、制度面の基盤も整いつつある。さらに、大阪・関西万博の開催を機にNFTを活用した地方創生や暗号資産の決済利用、ウォレットの普及拡大といった取り組みが国内外から改めて注目を集めた。
こうした流れを受け、10月8日(水)〜10日(金)の3日間、千葉・幕張メッセにて「第6回ブロックチェーンEXPO〖秋〗」が開催される。日本最大級のブロックチェーンのエンタープライズ領域に特化した専門展で、今回も実務に直結する事例や最新ソリューションが一堂に会する。
注目の「Blockchain Case Studies」

4月に開催された「ブロックチェーンEXPO 春」に続いて、今回も事業現場からの知見が共有される「Blockchain Case Studies」に注目だ。
ブロックチェーンによる災害時の誤情報対策やローカルコンテンツとNFTを活用した顧客接点の創出や地域創生、KDDIとCASIOによる挑戦事例、大企業が持続的な収益を生み出すWeb3ビジネスモデルなど、多様なテーマについて実際に導入を進める企業が登壇し、取り組みの課題や成果を報告する。
理念的・概念的な話ではなく、実際に事業に取り組んでいる担当者から、取り組みの詳細や直面している問題点、乗り越えるべきハードルなど、具体的な話を聞くことができる。
「Blockchain Case Studies」のテーマは以下の通り。(※一部抜粋)
- 【新規事業】Web3を活用したコンテンツづくりの裏側と可能性
- 災害時に広がる“情報の二次災害”を防げ!放送×ブロックチェーンが挑む偽・誤情報対策
- 全ての企業がWeb3/NFTを活用する時代へ〜最新事例ご紹介
- KDDIとCASIO、Web3挑戦の裏側と両社が描く未来
- みんなのあしあと2.0デジタル販促でのNFT活用のポテンシャル
- ATMからのNFT発行によるコミュニケーションデザイン
- 「持続的な収益を生み出すビジネス」を大企業がWeb3領域で行うには
- ブロックチェーン活用事例3選〜フードNFT、BDAとDAO、トレーサビリティの現場から〜
特設エリアでWeb3時代のキーテクノロジーを体感

本EXPOは、ブロックチェーンの導入を検討する企業と商談できる国内唯一のBtoB展示会で、共同開発パートナーの発掘や新規顧客獲得の場としても活用されている。
今回も、Web3時代を支えるテクノロジーに焦点を当てた特別エリア「Web3 World」が設置される。ブロックチェーンサービスやNFT関連技術、マーケットプレイスなど最新ソリューションが一堂に集結し、アート、ゲーム、スポーツ、メタバース、DAOなど幅広い分野の活用事例を参考に、さまざまなビジネスシーンでの比較・導入検討が可能だ。
ブロックチェーンEXPO【秋】の
来場登録(無料)はこちらから
なお、AI・人工知能EXPO、デジタル人材育成支援EXPO、量子コンピューティングEXPOが「NexTech Week 2025」として同時開催される。一度の来場登録で、すべての展示会に入場可能となる。
|文:CoinDesk JAPAN広告制作チーム


