リップル、5億ドルの資金調達を完了──評価額は400億ドル
  • リップルはフォートレス・インベストメントやシタデル・セキュリティーズなど大手機関投資家から5億ドル(約770億円、1ドル154円換算)を調達し、企業評価額は400億ドル(約6兆1600億円)に達した。
  • 今回の取引は、最近同じ評価額で実施した10億ドル規模の株式公開買い付けに続くもの。
  • リップルは最近の買収を通じてステーブルコイン、カストディ、ブローカレッジへと事業を拡大しており、同社の決済プラットフォームの取引高は現在950億ドル(約14兆6300億円)を超えている。

リップル(Ripple)はフォートレス・インベストメント・グループ(Fortress Investment Group)とシタデル・セキュリティーズ(V)が主導する新たな戦略的投資ラウンドで5億ドル(約770億円)を調達し、同社の企業価値は400億ドル(約6兆1600億円)と評価された。パンテラ・キャピタル(Pantera Capital)、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)、ブレバン・ハワード(Brevan Howard)、マーシャル・ウェイス(Marshall Wace)なども参加した。

「今回の投資は、リップルの驚異的な勢いを示すとともに、我々が積極的に追求する市場機会が、世界で最も信頼されている金融機関の一部から改めて認められたことを意味する」とリップルのCEO、ブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏は述べた。「当社は2012年に決済という一つのユースケースからスタートし、エックス・アール・ピー(XRP)などのデジタル資産を活用してその成功をカストディ、ステーブルコイン、プライムブローカレッジ、企業財務へと拡大してきた。現在、リップルは暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンへのアクセスを求める機関のパートナーとして存在している」。

今回の取引は、リップルが最近同じ評価額で実施した10億ドル規模の株式公開買い付けに続くものだ。「今回の資金調達は新規普通株式の発行という形で実施され、当社の投資家基盤を拡大し、金融業界における大手企業の一部が新たに加わった」と同社は述べた。

XRPトークンを決済インフラに活用することで最もよく知られているリップルは、国境を越えた送金以外にも事業を拡大している。過去2年間で6社を買収し、そのうち2社は10億ドル超の規模だった。買収した企業には、カストディプロバイダーのメタコ(Metaco)、ステーブルコインプラットフォームのレイル(Rail)、財務管理会社のGトレジャリー(GTreasury)などが含まれる。

これらの買収により、リップルの事業は変わり始めている。同社の主力製品であるリップル・ペイメンツ(Ripple Payments)は、現在950億ドル(約14兆6300億円)超の取引高を処理している。同社が最近ローンチしたステーブルコインRLUSDは、今週時価総額が10億ドル(約1540億円)を突破し、機関投資家向けブローカレッジプラットフォームであるリップル・プライム(Ripple Prime)の担保としてすでに利用されている。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:
|原文:Ripple Raises $500M at $40B Valuation in Fortress-Led Round

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