ビットコインのハッシュ価格、5年ぶりの低水準に下落
  • ビットコインのマイニング難易度とハッシュレートが過去最高値付近で推移し、ビットコイン価格が9万ドルまで下落する中、ハッシュ価格は5年超ぶりの低水準となる1PH/sあたり38.2ドルまで下落。
  • マイニング株は急落しているが、多くの場合、その下落はAIインフラに対する投資家の関心の低下に起因する。

ルクソール・テクノロジー(Luxor Technology)によると、ビットコイン(BTC)のハッシュ価格は5年ぶりの低水準に下落し、現在は1ペタハッシュ/秒(PH/s)あたり38.2ドルとなっている。ルクソールが導入した用語であるハッシュ価格は、1テラハッシュ/秒(TH/s)の計算能力から期待される日次収益を測定する。この指標は、マイナーが特定のハッシュレートからどれだけの収益を期待できるかを示す。ハッシュ価格は任意の通貨や資産で表示できるが、通常は米ドルまたはビットコインで表示される。

ハッシュ価格は、ネットワーク難易度、ビットコイン価格、ブロック報酬、取引手数料という4つの主要変数に依存する。ハッシュ価格は、ビットコイン価格と取引手数料の上昇に伴い上昇し、マイニング難易度の上昇に伴い下落する。

ビットコインのハッシュレートは、7日間の移動平均で1.1ゼタハッシュ/秒(ZH/s)を超え、過去最高水準に迫っている。一方、ビットコイン価格は9万1000ドルで、10月の史上最高値12万6000ドル超から約30%下落しており、ネットワーク難易度は152兆と過去最高水準に近い状態を維持している。取引手数料は依然として極めて低く、mempool.spaceによると優先度の高いトランザクションでも25セント、つまり2サトシ/バーチャルバイト(sat/vB)である。

ハッシュ価格の下落は、上場ビットコインマイニング株の広範な下落と並行して発生している。このセクターの多くの企業が、事業計画をビットコインマイニングからAIインフラへと転換しているにもかかわらず、株価が下落している。

コインシェアーズ(CoinShares)のマイニングETF「ヴァルキリー・ビットコイン・マイナーズETF(WGMI)」はピーク時から43%下落し、41ドルをわずかに下回る水準で取引されている。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ハッシュ価格(Luxor)
|原文:Bitcoin Hashprice Falls to Five-Year Low

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