暗号資産の上昇は失速、ビットコインは9万2000ドルに反落──マイクロソフトがAI売上目標を引き下げ
  • マイクロソフトがAIエージェントの売上見通しを引き下げたとの報道を受け、ビットコインは3日午前にテクノロジーセクターの急激な反落に連れて9万2000ドルまで下落した。
  • 同社の一部の部門が2025年の目標を達成できなかったと複数の従業員がThe Informationに語った。
  • この報道が出る前、暗号資産は力強い上昇トレンドにあった。ビットコインは48時間弱前には8万4000ドルまで下落していたが、その後9万4000ドルへの上昇が視野にあった。

1日の安値からの暗号資産(仮想通貨)の大幅な上昇は、3日のアメリカ市場序盤に一服した。人工知能(AI)関連の失望させる報道を受けてテクノロジー株が急落したことが背景にある。

The Informationの記事によると、マイクロソフト(Microsoft)はAIソフトウェアの売上ノルマを引き下げたという。同社は今年の顧客導入が予想よりも鈍かったことを受け、次世代AI製品(「エージェント」)への期待を縮小させたと報じられている。

結果として、2025年の成長目標を達成できなかったことを受けてマイクロソフトのアジュール(Azure)クラウド部門を含む複数の部門で一部のAIツールの売上ノルマが引き下げられた。これは、AI大手のOpenAIが今年これ以前に、今後5年間のAIエージェントからの予想収益を引き下げたことに続く動きだ。

市場の反応は早く、マイクロソフトはこのニュースを受けて株価が約3%下落し、ナスダック100は約0.5%の上昇から約0.5%の下落に転じた。

過去数週間にハイテク株の下落と密接に連動していた暗号資産価格もこれに追随して下落した。夜間に9万3000ドル(約1442万円、1ドル155円換算)超で取引されていたビットコイン(BTC)は、瞬く間に9万1800ドルまで下落した。直近では約9万2300ドルで取引されており、依然として過去24時間で3.3%上昇した水準にある。イーサリアム(ETH)はこの日の高値から1.8%下落したが、3000ドル台を維持している。

ビットコインマイニング関連株は、プレマーケット取引で低調な動きを見せた。IRENは約2%下落し、サイファー・マイニング(Cipher Mining)とコア・サイエンティフィック(Core Scientific)はそれぞれ約1%下落した。テラウルフ(TeraWulf)は横ばいだった。

その他の暗号資産関連株では、ストラテジー(Strategy)が約2%上昇し、コインベース(Coinbase)は1%上昇した。新規参入したサークル(Circle)とeToroはそれぞれ2%と3%上昇した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk
|原文:Crypto Rally Stumbles, Bitcoin Slips Back to $92K, as Microsoft Lowers AI Sales Goals

PR

ボーナスで始めるのにおすすめな国内暗号資産取引所3選

取引所名特徴

Coincheck
500円の少額投資から試せる!】
国内の暗号資産アプリダウンロード数.No1
銘柄数も最大級 、手数料も安い
無料で口座開設する

bitbank
【たくさんの銘柄で取引する人向け】
◆40種類以上の銘柄を用意
◆1万円以上の入金で現金1,000円獲得
無料で口座開設する

bitFlyer
初心者にもおすすめ】
◆国内最大級の取引量
◆トップレベルのセキュリティ意識を持つ
無料で口座開設する