マイニング機器大手カナンでも社内抗争か──取締役3人の名前が消える

マイニング機器大手カナンでも社内抗争か──取締役3人の名前が消える

ビットコインマイニング機器メーカーのカナン・クリエイティブ(Canaan Creative)で社内抗争が起きているとの憶測が広がっている。同社の3人の取締役の名前が突然、登記簿から消えた。

・カナンの公式な登記簿には現在、Nangeng Zhang氏が唯一の取締役として記載されている。

・Zhang氏の肩書きも、会長兼ゼネラルマネージャーから専務取締役兼ゼネラルマネージャーに変更。

・同氏は2015年、CEOとして同社に加わった。

・合計4人の幹部──共同会長のJianping Kong氏、創業者兼CFOのJiaxuan Li氏、非常勤取締役のQifeng Sun氏、広報担当のSonghua Tu氏──の名前が登記簿から消えている。

・Songhua Tu氏以外はすべて、以前は取締役として記載されていた。

・Kong氏とLi氏の両名は、まだ同社の「コアチーム」として記載されている。

・登記簿の更新履歴によると、更新は7月6日に行われた。

・情報筋が中国メディアに語ったところによると、カナンは北京にいるZhang氏と、中国南部の杭州市にある本社の取締役との間の社内抗争に悩まされていた。

・抗争の原因は定かではないが、同社の長期戦略に関わることと憶測されている。

・カナンの社内抗争を、ライバル企業のビットメイン(Bitmain)で起きた2人の共同創業者の社内抗争と比べる業界関係者もいる。

・ビットメインの2人の創業者は数カ月間にわたり、経営の主導権を巡る抗争を続けている。

・カナンは2019年、1億5000万ドル近い純損失を計上、2020年第1四半期も560万ドルの損失を被った。

・米ナスダックに上場しているカナンの株価は、5月のビットコインマイニング半減期以降、半値以下に下落。記事執筆時には2ドルを下回っている。

・同社はマネジメント層の変更をまだSEC(証券取引委員会)に報告していない。

・直近の提出書類は4月15日の年次報告書で、そこにはまだ当初の取締役の名前が記載されている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:登記簿から名前が消えたJianping Kong氏(PoolIn)
原文:Bitcoin Miner Maker Canaan Drops 3 Directors in Possible Boardroom Coup 

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