大ヒット漫画『約ネバ』、コミュニティづくりにデジタル基盤──集英社、Gaudiyの技術を採用

週刊少年ジャンプで連載され、コミックスの発行部数が2500万部を超えた大ヒットマンガ『約束のネバーランド』が、ブロックチェーンを活用したコミュニティづくりを始めた。

少年ジャンプを発行する集英社は、ブロックチェーンの応用技術を開発するGaudiyと共同で同コミュニティサービスの運営を進めていく。Gaudiyが10月22日に発表した。

ファンの間では「約ネバ」と呼ばれ親しまれている『約束のネバーランド』は今月、最終巻となる20巻が発売され、今後は実写映画の公開やアニメ第2期の放送、画集の販売が予定されている。Gaudiyが開発したブロックチェーンを基盤とする個人ID管理システムを利用すれば、ファンコミュニティの形成に限らず、コンテンツのオンライン販売や顧客データの管理などを簡単に行うことができる。

公式コミュニティ「みんなのネバーランド」は今月2日に開設されている。

Gaudiy(本社・東京都渋谷区)は、音楽、ゲーム、マンガ、アニメなどのエンタテイメントのデジタル化を支援するブロックチェーン企業。ファンコミュニティの中で、IP(知的財産)とファンで構成するトークンエコノミーをブロックチェーンを活用して作り上げ、新しいユーザー体験の創出をコア事業に置いている。

編集:佐藤茂
画像:「少年ジャンプ」公式サイトより(© SHUEISHA Inc. All rights reserved.)
(編集部より:Gaudiyの社名を訂正して、記事を更新しました)