ペイパルの参入、ビットコイン高騰を後押しか:パンテラ・キャピタル

ペイパルの参入、ビットコイン高騰を後押しか:パンテラ・キャピタル

暗号資産とブロックチェーン領域に投資を行うパンテラ・キャピタルは、米決済大手ペイパル(PayPal)の市場参入がビットコイン価格の高騰を後押ししているとの見方を明らかにした。

パンテラは11月20日付の投資家向けレターで、「これまで、ビットコインを購入することは面倒だった」とした上で、ペイパルが数百万人のユーザーをビットコインやイーサリアムなどの暗号資産の潜在的ユーザーに変えたと指摘した。

​実際、アメリカではペイパルユーザーはこれらの暗号資産を購入・保有・売却できるようになった。顧客から関心が大きく、同社はこの取引サービスを予定よりも早く開始した。また、ペイパルは週あたりの購入限度額を当初の1万ドルから2万ドルに引き上げている。

「結果はすでに明らかで、ペイパルがサービス開始した時から取引高は爆発的に増加した」と、パンテラの創業者兼CEOのダン・モアヘッド(Dan Morehead)氏は同投資家向けレターに記した。

ビットコインの新規供給量を超える購入量

パンテラによると、ペイパルはすでにビットコインの新規供給分の約70%を購入しているという。ペイパルのライバルであるスクエア(Square)のCash Appによるビットコイン購入と合わせると、新たに供給されたビットコインを超える量になっているとパンテラは述べた。

ビットコインネットワークは、事前に決められた一定のスケジュールで新しいビットコインを発行している。今年5月の半減期以降、6.25ビットコインが10分ごとに新規供給されており、その数は4年ごとに半減し、2100万ビットコインで上限を迎える。

パンテラの主張は、ビットコイン市場の供給側の論理に立ったものだ。その考え方は、マイニング報酬の低下によってビットコインの供給量が減少すると、需要は必然的に増加し、価格上昇につながるというものだ。

​「他の大手金融機関がペイパルの後を追えば、供給不足はさらに大きくなっていく。需要と供給を均衡させる唯一の方法は、価格がより上昇すること」(パンテラの投資家向けレター)

翻訳:新井朝子
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Bitcoin Shortage? Pantera Thinks Market Rally Driven by PayPal Buys

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