ビットコインは過小評価されている:ヘッジファンドのジョーンズ氏

資産家でヘッジファンド・マネージャーのポール・チューダー・ジョーンズ(Paul Tudor Jones)氏は、中央銀行デジタル通貨が世界経済を支配する未来を予測しながら、ビットコインの現在の時価総額が過小評価されているとの見方を明らかにした。

ジョーンズ氏は米Yahoo Financeのインタビューで、「ビットコインの可能性を考えると現在の時価総額は誤った評価であると考えられる。今後さらなら上昇が想定できるだろう」と述べた。インターネットの黎明期にネット関連株の評価の難しさを指摘しながら、ビットコインの価値評価は困難であるとも述べた。

12月3日付のYahoo Financeの記事によると、ジョーンズ氏は、20年後には国家のデジタル通貨が経済と金融を支配すると確信すると述べた上で、「現金は消えてなくなってしまうかもしれない。そうした世界で、ビットコインはどうなるだろう?」とコメントした。

ジョーンズ氏は今年5月、自身の数十億ドル規模のポートフォリオの1~2%をビットコインで保有していることを明らかにした。

ジョーンズ氏は、「90兆ドルもの株式市場と計り知れない量の法定通貨が存在する世界で、ビットコインの時価総額が5000億ドルとは間違った評価ではないだろうか」と述べた。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Bitcoin Undervalued Relative to Gold, Equities, Tudor Jones Says