暗号資産マイニング会社株も上昇

ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)がともに史上最高値を更新した8日、暗号資産(仮想通貨)マイニング会社の株価も急上昇した。

特に、マラソン・デジタル(Marathon Digital)の株価は約20%、ライオット・ブロックチェーン(Riot Blockchain)も17%上昇した。

そのほか、ビット・デジタル(Bit Digital)、ビットファームズ(Bitfarms)、ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)、ハット8(Hut 8)、クリーンスパーク(Cleanspark)、スフィア3D(Sphere 3D)、グリーニッジ・ジェネレーション(Greenidge Generationは10%以上の上昇となった。

ビットコイン上昇で高い利益率

マイニング会社は暗号資産をマイニングし、保有することを主な収入源とし、株価は暗号資産価格に大きく左右される。ビットコイン価格が上昇していることで、多くのマイニング会社は利益をあげており、マイニング事業への新規参入は増えている。

「現在、ビットコイン・マイニングの利益率は90%を超え、この業界への積極的な参入が続いている」と金融サービス会社BTIGのアナリスト、グレゴリー・ルイス(Gregory Lewis)氏はリサーチノートに記した。

さらにルイス氏は、電力料金から見た損益分岐点は、1ビットコインあたり5000ドル〜1万4000ドルで、現在のビットコイン価格では利益率がきわめて高いと述べた。

例えば、最大手のマラソン・デジタルは9月、マイニングコストは1ビットコインあたり約5612ドル、利益率は約85%と明らかにしている。

他のビットコイン関連株では、マイクロストラテジー(MicroStrategy)が約9%、暗号資産取引サービス大手のコインベース・グローバル(Coinbase Global)が約7%上昇した。取引アプリのロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)はほぼ横ばいで推移した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Mining Stocks Rally After Bitcoin Surges Near Record, Ether Hits All-Time High

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