ゲーム、7月のユニーク・アクティブ・ウォレットの60%を占める:DappRadar

Dapp(分散型アプリ)の総合情報サイト、DappRaderは8月3日、Dapp業界の7月の動きをまとめたレポートを発表。ブロックチェーンゲームは業界の中で際立つ動きを見せた。

「DeFi(分散型金融)およびブロックチェーン全体の動きは低下傾向にあるが、ゲームのUAW(ユニーク・アクティブ・ウォレット)は増加を続け、1日あたりのUAWはほぼ100万に達している」とDappRadarのリサーチ責任者、ペドロ・エレーラ(Pedro Herrera)氏は述べた。

ゲームのDapp(分散型アプリ)は7月のUAWの60%を占め、過去最高を記録した。

「ゲームトークンも厳しい市況に苦しんでいるが、ブロックチェーンゲームは成長を続けている。The Sandbox Alpha Season 3やIlluviumのプライベートベータ、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)で仮想土地のステーキングが可能になるなど、さまざまな動きがあり、Web3ゲームは今後数カ月、業界の推進力となるだろう」(エレーラ氏)

NFT

一方、NFTの取引高は、暗号資産の弱気相場の間に低下し、2021年6月以来、初めて10億ドルに達しなかったという。人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手がけるYuga Labsは、7月のNFT市場での取引高の20%以上を占め、存在感を際立たせた。

大手マーケットプレイスのOpenSeaは、取引高でみた市場シェアがスタート以来、初めて60%に低下したものの、依然として支配的なポジションを占めている。一方で、同じイーサリアム基盤のX2Y2、ソラナの基盤のMagic Eden(マジックエデン)などのライバルがOpenSeaの市場シェア(5月は84%)を一部奪ったとDappRadarは付け加えた。この分野では、GameStopやNickelodeonなどの新規参入もあり、競争が激化している。

「NFTがアバターブームのときのような陶酔感を取り戻せるかどうか、暗号資産市場が近い将来、不安定なマクロ環境に苦しんでいるであろう資本市場から最終的に分離できるかどうかはまだわからない」(エレーラ氏)

次の展開

「全体的にDapp業界は暗号資産の冬と、破綻企業から波及した混乱にうまく対処している。Terra(テラ)の崩壊とThree Arrows Capital(スリー・アローズ・キャピタル)、Celsius Network(セルシウス・ネットワーク)の破産の影響がまだ続くのかどうか注視が必要だ。だが、規制当局が政策決定プロセスを加速させることを期待している」とエレーラ氏は述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Fredrick Tendong/Unsplash
|原文:Gaming Claimed Record 60% of Blockchain Activity in July: DappRadar