取引所のCEOが行方不明、資産へのアクセスも不能に:中国

仮想通貨取引所IDAXは「グローバルCEOが行方不明」と述べ、ユーザーにサービスを利用しないよう求めた。

同取引所は11月29日、緊急の通知を発表し、名前は明かされていないが、責任者が5日間、行方不明と伝えた。理由も不明としている。

同取引所は、その結果、IDAXの仮想通貨のほぼすべてが保存されているコールドウォレットへのアクセスが制限され、預け入れと引き出しができなくなったと述べた。

「我々のすべてのサービスを利用しないようお勧めします」とIDAXは述べた。

この通知の数日前、IDAXは24日にユーザーに対して、預け入れと引き出しを遅延させている混雑と、中国在住のユーザーには今後、サービスを提供しないことを伝えていた。

同社が保有している仮想通貨の量は明らかになっていない。

少なくとも発表では、CEOが行方不明になった原因も明らかになっていない。IDAXは上海に拠点を置く中国企業と密接な関係を持ち、同市にも拠点を持っているようだ。

上海は最近、仮想通貨取引所とトークン・セールスに対する取り締まりをより強化している。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Shutterstock
原文:Little-Known Crypto Exchange With Ties to a Shanghai Firm Halts Services, Says CEO ‘Missing’