- ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは現在、暗号資産と現金を合わせて92億ドル（約1兆3500億円、1ドル147円換算）を保有しており、世界で2番目に大きい暗号資産トレジャリー企業となった。
- 同社は6月にイーサリアムトレジャリー戦略に転換し、イーサリアム総供給量の5%を蓄積することを目指しており、現在は世界最大のイーサリアムトレジャリー企業となっている。
- 同社はまた、ワールドコインを主要財務資産として保有する予定のエイトコ・ホールディングスに、2000万ドル（約29億4000万円）を投資することを発表。
ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ（BitMine Immersion Technologies）は、暗号資産（仮想通貨）保有高が90億ドル（約1兆3200億円）近くに達したと発表し、同社によると、710億ドル（約10兆4400億円）相当の63万8460BTCを保有するストラテジー（Strategy）に次いで世界で2番目に大きい暗号資産トレジャリー企業となった。
この発表は、ワールドコイン（WLD）の蓄積を目指すある株式を1000%急騰させる要因にもなった。
プレスリリースによると、同社は現在の価格で約89億ドル（約1兆3100億円）相当の206万9000ETHに加え、192BTCと自由に使える現金2億6600万ドル（約391億円）を保有している。
これにより、同社の暗号資産および現金保有高は合計92億ドル（約1兆3500億円）を超えると発表した。
ビットマインは6月にイーサリアムトレジャリー戦略に転換し、イーサリアム総供給量の5%を蓄積することを目指している。StrategicETHReserveによると、同社は現在、世界最大のイーサリアムトレジャリー企業であり、36億ドル（約5300億円）相当のイーサリアムを保有するシャープリンク・ゲーミング（SharpLink Gaming）が2位につけている。
ビットマインはまた、エイトコ・ホールディングス（Eightco Holdings）への2000万ドル（約29億4000万円）の投資を発表し、これは、同社が「イーサリアム（Ethereum）の広大なエコシステムを強化する大胆なアイデアを支援する」という「ムーンショット」投資戦略の第一弾だとしている。
エイトコは、ワールドコインを主要財務資産として保有する予定。今回の資金調達は、上場株式への私募投資（PIPE：Private Investment in Public Equity）による2億7000万ドル（約396億9000万円）の調達の一環として実施された。同社の株価は、プレマーケット取引で1000%超の上昇となった。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
｜画像：Anne Nygård/Unsplash
｜原文：BitMine Now Holds $9B in Crypto Treasury, Fuels 1,000% Surge in WLD-Linked Stock
