暗号資産の強気相場、まだ継続の余地あり:コインベースが予測
  • 暗号資産の強気相場が第4四半期まで継続すると、コインベースのアナリストらは予想。
  • ビットコインは歴史的に9月に苦戦してきたが、この傾向は2023~24年に崩れ、統計的有意性は乏しいとコインベースは述べた。
  • 株式を公開しているデジタル資産トレジャリーは合計1300億ドル(約19兆1100億円、1ドル147円換算)超のBTC、ETH、SOLを保有しており、大型トークンの需要を牽引する一方で、中小規模のプレイヤー間の統合を招く可能性があると、レポートは指摘。

コインベース(Coinbase)のアナリストらは第4四半期について楽観的な見方を維持しており、堅調な流動性、好ましいマクロ経済環境、支援的な規制シグナルが相まって、暗号資産(仮想通貨)市場の上昇が持続する可能性があると主張している。

ビットコイン(BTC)は引き続きマクロ経済の追い風の恩恵を受けており、市場の予想を上回るパフォーマンスを示す可能性があると、コインベースのアナリスト、デビッド・ドゥオン(David Duong)氏とコリン・バスコ(Colin Basco)氏は10日のレポートで述べた。

「エネルギー価格へのショックを除けば、現在の米国の金融政策の軌道を混乱させる差し迫ったリスクは実際にはかなり低いと考えている」とアナリストらは書いている。デジタル資産トレジャリー(DAT)からのオンチェーン需要も、価格の下支えになると予想される。

投資家にとって長い間懸念材料となっているのは季節性だとレポートは述べ、2017年から2022年にかけて、ビットコインは6年連続で9月に対米ドルで下落したと指摘した。

だが、このパターンは2023年と2024年の両方で再現されなかったとアナリストらは指摘。それだけでなく、サンプル数が少なく結果のばらつきが大きいため、季節性指標の有用性は限定的だ。

より重要な要素は、DATサイクルの現在地だとコインベースは述べた。株式を公開しているDATは、9月10日時点で100万BTC(1100億ドル、約16兆1700億円)、490万ETH(213億ドル、約3兆1300億円)、890万SOL(18億ドル、約2600億円)超を保有している。

後発の参入者は現在、リスクカーブのさらに下に位置するアルトコインを追いかけており、これにより市場は「プレイヤー対プレイヤー」の局面に置かれるとコインベースは考えている。この動きは大型トークンには有利だが、近いうちに中小規模のDATプレイヤー間の統合を招く可能性がある。

最終四半期に向けて、同取引所のアナリストらは建設的な見通しを維持し、強力な流動性、好ましいマクロ経済環境、規制の推進力が暗号資産市場を十分にサポートし続けると予想している。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:CoinDesk
|原文:Crypto Bull Market Still Has Room to Run, Coinbase Says

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