- トゥエンティワン・キャピタル(ティッカー:XXI)はSPACであるキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併後、取引初日に急落した。
- 今年登場したビットコイントレジャリー企業の株価低迷が続いており、トゥエンティワン・キャピタルはその最新の事例だ。
- ビットコインは9万900ドルでほぼ横ばいとなっている。
トゥエンティワン・キャピタル(Twenty One Capital)は、SPAC(特別目的買収会社)であるキャンター・エクイティ・パートナーズ(Cantor Equity Partners)との合併完了後、取引初日の序盤で25%下落。現在約10.50ドルで取引されている株価は、このビットコイン(BTC)ネイティブ企業を実質的にPIPE(上場株式への私募投資)価格である10ドル付近に位置づける水準である。
トゥエンティワン・キャピタルは、4万3514BTCという企業としては第3位のビットコイン保有量で市場に参入し、テザー(Tether)、ビットフィネックス(Bitfinex)、ストライク(Strike)のCEOであるジャック・マラーズ(Jack Mallers)氏(トゥエンティワン・キャピタルのCEOも兼任)の支援を受けている。トゥエンティワン・キャピタルの戦略は、資本効率の高いビットコイン蓄積と、オンチェーンの準備金証明に支えられたビットコインエコシステムサービスに重点を置いている。
トゥエンティワン・キャピタルの価格調整は、今年登場したビットコイントレジャリー企業の最新の動きに過ぎず、著名投資家アンソニー・ポンプリアーノ(Anthony Pompliano)氏のビットコイントレジャリー企業で、先週SPAC取引を完了したプロキャップ・ビットコイン(ProCap BTC、ティッカー:BRR)の上場に続くものだ。プロキャップ・ビットコインはそれ以来60%超下落し、現在は約3.75ドルで取引されており、PIPE価格設定方法が引き続き低迷していることを表している。
PIPEを通じて資金調達した米国上場のビットコイントレジャリー企業の中で最も注目度が高かったのは、カインドリーMD(KindlyMD、ティッカー:NAKA)で、同社は現在0.43ドルで取引されており、史上最高値から99%下落している。
ビットコイン自体は過去24時間でほとんど変動がなく、9万900ドルとなっている。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Bitcoin Treasury Company Twenty One Drops 25% in NYSE Debut, Trades Near PIPE Pricing of $10


