- エルサルバドルは、イーロン・マスク氏のxAIと提携し、世界初のAIを活用した国の公教育制度を立ち上げる予定。
- この取り組みでは、xAIのチャットボットGrokが5000校超の公立学校に導入され、100万人超の生徒と数千人の教師が恩恵を受けることになる。
- このプロジェクトは、教育のための新たなAIデータセットとフレームワークを構築することを目指し、地域の状況と責任あるAIの活用に焦点を当てる。
ビットコイン(BTC)を法定通貨として初めて採用したエルサルバドルは、Nayib Bukele(ナジブ・ブケレ)大統領の主導のもと、AI(人工知能)の最前線に立つことを目指しており、Elon Musk(イーロン・マスク)氏のxAIと提携し、世界初のAIを活用した国の公教育制度を立ち上げる予定だ。
政府は、11日の発表によると、今後2年間で5000校超の公立学校にxAIのチャットボットGrokを導入し、100万人超の生徒と数千人の教師をサポートする。
Grokはデジタルチューターとして機能し、各生徒のペースやスキルレベルに合わせて授業を調整する。このシステムはエルサルバドルの国家カリキュラムに準拠しており、都市部と農村部の両方の生徒が一貫した教育を受けられるようにすることを目指していると、xAIは述べた。発表によると、このプロジェクトでは教育現場に合わせた新たなデータセット、フレームワーク、手法も開発され、地域の状況、安全性、人間中心の影響に焦点が当てられる。
「エルサルバドルと共同でこのシステムを開発することで、世界中の教室における責任あるAI活用を導くための新たな方法論、データセット、フレームワークを構築していく」とリリースは続けた。
最近、ビットコイン保有量を7500BTCに増やしたブケレ大統領は、エルサルバドルは「AI主導の教育の先駆者」だと述べた。マスク氏は、「エルサルバドルは教育の未来を待っているのではなく、xAIと共に未来を構築している」と付け加えた。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:
|原文:El Salvador Partners with Elon Musk’s Grok in AI-Powered Education for 1M Students


