FX口座開設:必要書類から会社の選び方までの羅針盤

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FXを始めるには、まずFX会社で「口座」を開設する必要がある。FX会社によって取引手数料(スプレッド)や取引ツールの使い勝手、情報提供量、サポートなどに違いがあるため、複数のFX会社で口座を持っている投資家も少なくない。

どのFX会社も基本的には、口座開設の申し込みをウェブサイト上から無料で簡単にでき、手続きに必要な書類もほとんど同じだ。この記事では初めてFX口座を開く人向けに、FX会社の選び方や口座開設の方法、審査について解説しよう。

また、初心者のFX口座選びの参考に、ポイントごとに具体的な社名を挙げて紹介する。

初心者向け FX会社選びの6つのポイント

FX会社はどうやって選べばいいのだろうか。初心者がFX会社を選ぶ際のポイントを6つにまとめた。それぞれのポイントに沿ったFX会社の例と一緒に確認してほしい。

ポイント1 少額取引できるか──1~1,000通貨単位のFX会社が無難

FX取引の手数料(ユーロ)

FXでは「最低取引単位」があり、多くのFX会社は最低取引単位を「1万通貨」か「1,000通貨」としている。

仮に米ドルの取引だとすると、最低取引単位が1万通貨単位のFX会社では1万米ドル(1米ドル=100円なら100万円)から、最低取引単位が1,000通貨単位のFX会社ではなら1,000米ドル(同10万円)からの取引ということになる。

中には最低取引単位が「1通貨単位」のFX会社もある。最低取引単位が小さければ少額の取引ができ、大きな成果は出せないが損失も少なくすむため、初めてFXに挑戦する人に向いている。まず少額取引でコツを掴んでおきたい人にはおすすめだ。

もちろん最低取引単位が1通貨単位だとしても、大きな金額の取引は可能だ。

1~1,000通貨単位で取引できるFX会社の例

ただし、FXでは証拠金を差し入れることで「レバレッジ」を活用できるので、取引金額の全額を自己資金で用意する必要はない。

レバレッジの意味、魅力と注意点

レバレッジとは日本語では「てこ」の意味だ。レバレッジを効かせると自己資金を大きく上回る取引をすることが可能だ。

FX会社で特に制限がない限り、レバレッジは25倍まで効かせることができる。レバレッジを25倍効かせる場合、取引金額の4%を自己資金で用意すればよい。取引金額に対して必要な自己資金を「必要証拠金」という。

具体的に、レバレッジを25倍効かせたケースを考えてみよう。1米ドル=100円のとき1万米ドルの新規ポジションを建てる場合、取引金額は100万円だが、必要証拠金は4万円だ。この場合、1米ドルが100円から101円へと1%変動すれば、1万円の利益が発生する。

つまり、投資元金(=必要証拠金)が4万円なのに、1%の変動で1万円もの利益が出る。これがリバレッジを効かせる魅力だ。ただし、1米ドルが100円から99円へと逆方向に1%変動すれば、あっという間に1万円もの損失が発生する。

FXがハイリスクかつハイリターンであることは、常に念頭に置いておきたい。


ポイント2 スプレッド(取引コスト)が小さいFX口座を選ぶ

FX(外国為替)のスプレッド(取引コスト)

FX取引の主なコストとして挙げられるのが「スプレッド」だ。スプレッドとは「買いと売りのレート差」のことで、ある瞬間においては売りレートよりも買いレートのほうが必ず高くなっている。

スプレッドはFX会社によって異なり、スプレッドが小さいほど取引コストが抑えられる。参考までにスプレッドごとの取引コストを以下にまとめた。

スプレッド買いレート売りレート1万通貨のコスト
10銭 (0.1円)100円99.9円1,000円
2銭 (0.02円)100円99.98円200円
0.2銭 (0.002円)100円99.998円20円

FX会社の多くはスプレッドを原則固定しており、ウェブサイトで公開しているが、スプレッドの固定はあくまで“原則”で、売買タイミングによってはスプレッドが大きくなる可能性があるので注意したい。相場の急変時や取引量が少ない時間帯ではスプレッドが拡大しやすい。

「米ドル/円」のスプレッドが小さいFX会社の例

※「SBIネオモバイル証券」は別途月額利用料が必要

「ユーロ/円」のスプレッドが小さいFX会社の例

FXの取引手数料について

ほとんどのFX会社ではスプレッド以外に取引手数料はかからない。システムトレード(自動売買)などで別途取引手数料が発生するケースもあるが、任意に行う通常の裁量取引の場合、基本的にはスプレッド以外のコストは発生しない。


ポイント3 通貨ペアの多さ FX取引できる通貨の選択肢は多いほうがよい

FX通貨ペアの数を外国紙幣で表現

FXでは「米ドル/円」のように、2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」ごとに取引を行う。取引できる通貨ペアはFX会社によって異なる。FXが初めての場合、日本円を含む対円通貨ペアの多さを重視してもよいだろう。

ちなみにFXの世界で人気の通貨ペアとしては、上記の「米ドル/円」のほか、「ユーロ/ドル」「ポンド/ドル」「ドル/スイスフラン」「豪ドル/米ドル」「米ドル/カナダドル」「ニュージーランドドル/米ドル」などが挙げられる。

多くの日本人投資家が「ドル/円」や「ユーロ/円」など、円建てでの取引をまず考えるが、経験を積んだら「ユーロ/ドル」など外貨同士の通貨ペアでFXに挑戦するのもいいだろう。ちなみに通貨ペアごとにボラティリティ(値動きの幅)などに特徴がある。

通貨ペアが多いFX会社の例


ポイント4 スワップポイントが多いかどうか

そろばんとコイン

通貨の金利はそれぞれ異なっている。スワップポイントとは、保有している通貨ごとの金利の差を受け取る、あるいは支払う仕組みのことだ。

たとえば「金利3%の通貨/金利1%の通貨」の通貨ペアを買うと、理論上スワップポイントとして2%を受け取れる(3%-1%=2%)。逆に売る場合は2%支払わなければならない。

スワップポイントは、同じ通貨ペアでもFX会社によって異なる。またスワップポイントは1日あたりの金利差で計算されるため毎日受け取れるが、同じFX会社でも日によって異なる可能性がある。スワップポイントの獲得を狙う場合、できるだけスワップポイントが高いFX会社を選ぶといいだろう。

「米ドル/円」スワップポイントが高いFX会社の例


ポイント5 ロスカット基準はどうか──100%なら追証(おいしょう)の可能性がない

FX(外国為替)ロスカットのイメージ

「ロスカット」は、保有ポジションの評価損失が一定以上に膨らんだ場合、FX会社がポジションを強制的に決済してしまう仕組みだ。評価損の状態で決済されるため、必ず損失が発生する。初心者の場合、ロスカット基準が100%以上のFX会社を選んだほうがよい。理論上、後述する「追証」が発生しないためだ。

ロスカットの基準は一般的に「証拠金維持率」で判断される。証拠金維持率とは「自己資金÷必要証拠金×100%」で計算され、必要証拠金に対して自己資金がどの程度あるかを示す数値だ。

例えば1米ドル=100円のときに新規買いポジションを1万米ドル分建てるとする。必要証拠金は4万円だ。自己資金が20万円なら証拠金維持率は500%だ。

証拠金維持率の計算において、評価損失は自己資金から差し引かれる。上記の例で1米ドル=95円まで下落し評価損失が5万円発生した場合、自己資金は15万円(20万円-5万円)となり、証拠金維持率は375%まで減少する。その後、1米ドル=84円まで下落すると評価損失は16万円となり、自己資金は4万円(20万円-16万円)、証拠金維持率が100%になる。

<!–
 必要証拠金評価損失自己資金証拠金維持率
1米ドル=100円で  1万米ドルの買い4万円020万円500%
②1米ドル=95円まで 下落4万円▲5万円15万円375%
1米ドル=84円まで 下落4万円▲16万円4万円100%
–>

証拠金維持率が100%未満まで低下すると「追証」(おいしょう。追加証拠金のこと)が求められる。証拠金維持率が常に100%を超えるよう、法令で定められているためだ。

例えば上の例で1米ドル=82円まで下落したとする。18万円の評価損となり、必要証拠金4万円に対し自己資金が2万円(20万円-18万円)まで下落するため、証拠金維持率は50%だ。証拠金維持率100%を回復するには差額の2万円を「追証」としてFX会社へ差し入れるか、または決済しなければならない。

<!–
 必要証拠金評価損失自己資金証拠金維持率
①1米ドル=82円まで  下落4万円▲18万円2万円50%
②追証として 2万円差し入れ4万円▲18万円4万円100%
–> <!–

追証を差し入れてもポジションの数量や評価損失は変わらない。入金だけが必要になることから負担感が大きい。そこで、ロスカット基準が重要になってくる。証拠金維持率100%時点でロスカットされるFX会社の場合、証拠金維持率が100%未満になる前にポジションを解消するため、理論上追証が発生しない。

–>

ロスカット基準が100%のFX会社なら、証拠金維持率が100%を下回った場合でポジションが強制決済されるため、追証が発生しない。

初心者にとって追証の対応はハードルが高い。何度も追証が必要になり、損失がどんどん膨らんでしまうケースもある。そのため、最初はロスカット基準100%のFX会社を選んだ方が無難であると言える。

ロスカット基準100%のFX会社の例


ポイント6 FX口座開設キャンペーン

FX各社では新規口座開設に伴って、定期的に以下のようなキャンペーンを行っている。タイミングがよければ、よりお得に取引を始めることも可能だ。

参考に、現在開催中のキャンペーンを確認しよう。

FX会社名キャンペーン内容
DMM FX最大200,000円のキャッシュバック
外為どっとコム最大103,000円のキャッシュバック
※口座開設月から翌々月末まで(2021年2月1日(月)午前7時00分より開始)
みんなのFX最大50,000円のキャッシュバック
ヒロセ通商(LION FX)最大50,000円のキャッシュバック
SBI FXトレード最大50,000円のキャッシュバック
LINE証券(LINE FX)最大5,000円のキャッシュバック
(2021年4月現在)

FX口座開設の3ステップ

FX口座開設の3ステップのイメージ

口座開設をするFX会社を決めたら、早速そのFX会社で口座開設を申し込もう。ちなみに、もし1つのFX会社に絞り切れない場合は、口座開設自体は無料となっているため、複数のFX会社に口座開設を申し込んで取引を試してみてもいい。

実際に口座開設を完了させる場合は、どのFX会社も概ね以下の3ステップで踏むことになる。

FX口座の開設に必要な本人確認書類の提出(ステップ2)まではインターネット上で完結し、所要時間は10〜20分程だ。

ステップ1 FX口座の開設をウェブサイトで「申し込み」

FX口座開設の申込み入力

まず口座開設を希望するFX会社の公式ウェブサイトを訪れ、口座開設の申込みフォームにおいて必要事項を入力する。フォームでは、氏名や住所、生年月日のほか、職業や年収、投資目的、金融資産などを入力することになる。


ステップ2 「本人確認書類」をマイナンバー確認書類とともに提出

FX会社の口座開設では「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」の2種類の書類提出が必要だ。この2つの書類の提出が必要な理由は、FX口座開設者の本人確認が「犯罪収益移転防止法」で義務付けられているためだ。

なお提出書類は、以下のケース別で組み合わせが異なる。当然、提出書類はすべて有効期限内のものである必要がある。有効期限がない書類に関しては、発行から3ヵ月以内のものを用意しよう。

ケース1顔写真付き マイナンバーカードがあるケース・マイナンバーカード1点 (裏表両面の提出)
ケース2顔写真付き本人確認書類があるケース
(顔写真付きマイナンバーカードはない)
・顔写真付き本人確認書類
・マイナンバー確認書類 (計2点)
ケース3顔写真付き本人確認書類がないケース
(顔写真付きマイナンバーカードもない)
・マイナンバー確認書類
・健康保険証や公共料金の領収書、
公的機関が発行した住所が確認できる書類2点
(計3点)

それぞれのケースごとに必要な書類を確認していこう。

ケース1 顔写真付きマイナンバーカードがある

顔写真付きマイナンバーカードがあれば、「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」を兼ねるので、マイナンバーカードのオモテ面とウラ面を提出するだけで良い。なおマイナンバーカードは次の画像のような、顔写真のついたプラスチックのカードだ。

マイナンバーカード
顔写真付きマイナンバーカード(個人番号カード)

まぎらわしいが、マイナンバーには「通知カード」というものもある。これは全国民に配布された紙のカードである。この場合は顔写真がないため、「マイナンバー確認書類」にはあたるが、「本人確認書類」とはみなされないので注意が必要だ。

マイナンバーの通知カード。紙製だ(総務省Webサイトより)

ケース2 顔写真付き本人確認書類がある(顔写真付きマイナンバーカードはない)

顔写真付きマイナンバーカードがない場合はどうしたらいいのだろうか。その場合は、「顔写真付き本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」がそれぞれ1点提出すれば問題ない。

ここでいう「顔写真付き本人確認書類」は以下のようなものを指す。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 在留カード

またマイナンバーカード以外の「マイナンバー確認書類」は次のものだ。FX会社によっては、マイナンバーを記載した住民票の提出も受け付けているケースがある。

  • マイナンバー通知カード
  • 住民票の写し(マイナンバー記載あり)

ケース3 顔写真付き本人確認書類がない(顔写真付きマイナンバーカードもない)

顔写真付き本人確認書類がなく、マイナンバーカードがない場合はどうしたらいいのだろうか。

この場合、ケース2で示したマイナンバー確認書類1点に加え、健康保険証や公共料金の領収書、公共料金の領収書など、公的機関から発行された住所が確認できる書類2点、合計3点の書類が必要ということになる。

その他確認書類として認められるもの

  • 光熱費などの公共料金領収書
  • 納税通知書
    など

早く口座開設したいなら本人確認をオンラインで完結するeKYCの利用を

これらの書類やカードの提出はメールや郵送でもできるが、口座開設までの時間を短縮したい場合は、書類をスマートフォンで撮影してオンラインで提出できる「eKYC」 (electronic Know Your Customer)を利用するようにしよう。

eKYCを利用する場合、郵送でのやり取りが必要なくなるため、口座開設の手続きがスムーズに終わるわけだ。なお、本人確認書類の撮影は、全体が切れずに写っていること、手ぶれが起きていないこと、明るさが十分であること、書類自体が加工されていないことなどに注意する必要がある。不備があった場合、後日改めて提出が必要になることがあり、開設手続きに時間を要することとなる。

必要な書類を提出したらFX会社が口座開設できるかどうかの審査が始まるが、その所要期間はFX会社によって異なる。eKYCを導入していないFX会社だと、取引開始まで数日かかることが多い。

だがeKYCを導入しているFX会社なら、申込みから最短即日でFX口座開設の審査が完了し、FX取引に進められる。特に「DMM FX」は最短で申込みから審査にかかる時間が1時間となっており、非常にスピーディーだ。 eKYCを導入している主なFX会社は、以下の通りだ。


ステップ3 FX口座にログインするパスワード・IDの受け取り

FX口座にログインするパスワード

審査を通過して口座開設が無事終わると、その旨が事前に登録したあなたのメールアドレスに届き、FX取引に必要なアカウントのログイン用パスワードやIDを受け取ることができる。

以前はFX口座開設の本人確認を兼ねて簡易書留でパスワードとIDが郵送されたが、eKYCを導入しているFX会社は本人確認までオンラインで完了させ、ログイン用パスワードとIDもメールで送付することが可能なため、郵送でのやり取りが必要ない。FX口座開設に関わるすべての手続きをオンラインで完結したいのならば、eKYCによる本人確認は必須だ。

FXが初めての人向けFX5社

FX(外国為替)取引のチャート

口座を開設するFX会社を選ぶ際には、ここまで紹介した観点を踏まえるようにしてほしい。ここからは、FXが初めての人向けに特におすすめのFX会社を5社紹介していきたい。


LINE証券(LINE FX)──いつものLINEから口座開設OK

LINE FX」は「LINE証券」運営のFXサービスだ。最低取引単位は1,000通貨単位で、小額の取引が可能だ。スプレッドも業界最狭水準となっているほか、証拠金維持率100%でロスカットされる点も初心者向きといえよう。

LINE FXは、メッセージアプリLINEの「ウォレット」画面から口座開設を申し込める。後述の口座開設の手順を参考にしてほしい。また、取引ツールも使いやすさが評判で、メッセージアプリならではの「通知機能」も充実している。

最低取引単位1,000通貨
ロスカット基準証拠金維持率100%
通貨ペアの数23通貨ペア 内、対円通貨ペア:10通貨
「米ドル/円」のスプレッド0.2銭(0.002円)
「米ドル/円」 買いのスワップポイント
※2021年4月2日時点
7円 ※1万米ドルあたり
口座開設キャンペーン最大5,000円キャッシュバック (常設のプログラム)

SBI FXトレード──1通貨単位OK レバレッジに上限を設定可能

SBI FXトレード」はSBIグループのFX専業会社だ。最低取引単位は1通貨なので、先ほど紹介した「LINE FX」よりもさらに小口の取引が可能だ。1,000通貨以下の場合はより低いスプレッドで取引できる。

ロスカット基準は証拠金維持率の50%なので、追証の可能性はある。ただし、「SBI FXトレード」ではレバレッジの上限を1~3倍に設定することができる。レバレッジを落とすほど証拠金維持率は減少しにくく、レバレッジ1倍だと理論上100%を下回らない。追証が不安な場合はレバレッジを引き下げるとよいだろう。

ちなみに「SBI FXトレード」はYouTube動画を通じ、為替変動に関連するさまざまなニュース・トピックスをわかりやすく解説していることでも知られる。口座を開設していなくても閲覧可能なので、一度、動画にアクセスしてみてはいかがだろうか。

最低取引単位1通貨
ロスカット基準証拠金維持率50%
通貨ペアの数34通貨ペア
内、対円通貨ペア:19通貨
「米ドル/円」のスプレッド0.09銭(0.0009円)
※1,000米ドル以下
「米ドル/円」
買いのスワップポイント
※2021年4月2日時点
16円
※1万米ドルあたり

ヒロセ通商(LION FX)──通貨ペア50種

ヒロセ通商」はFXサービス「LION FX(ライオンFX)」を運営している。1,000通貨単位の少額取引に対応しており、証拠金維持率100%でロスカットされる点でFXが初めての方にも安心だろう。ヒロセ通商の通貨ペアは50種ある。外貨同士の通貨ペアを前提にすればさまざまな取引ができるだろう。

最低取引単位1,000通貨
ロスカット基準証拠金維持率100%
通貨ペアの数50通貨ペア
内、対円通貨ペア:16通貨
「米ドル/円」のスプレッド0.2銭(0.002円)
「米ドル/円」
買いのスワップポイント
※2021年4月2日時点
2円
※1万米ドルあたり

松井証券(MATSUI FX)──レバレッジ、ロスカット率を選べる

松井証券はFXサービス「MATSUI FX」を運営している。1通貨単位の売買が可能で、少額から取引したい初心者には向いているだろう。

レバレッジコースは通常の25倍コースのほか、10倍、5倍、1倍の4コースが用意されている。大きなレバレッジに不安がある方は、低いレバレッジコースを選ぶとよいだろう。

さらにロスカット率も50~90%の5つから事前に選択できる。100%は選択できないため追証には注意したい。

1つのFX会社で複数のレバレッジコースとロスカット率を選択できるのは松井証券の強みだ。取引に慣れていない初心者はもちろん、取引に慣れ、より積極的な運用をしたい場合にも対応が可能だ。

なお、松井証券ではFX口座を単独で持つことはできない。証券口座を持っていない場合、同時に口座開設を申し込む必要がある。

ちなみに松井証券のFX用の取引ツールは、高機能であることがウリだ。LINE FXなどは分かりやすさが強みだったが、より取引のレベルを高めたいという人は松井証券が向いているかもしれない。

最低取引単位1通貨
ロスカット基準証拠金維持率50%、60%、70%、80%、90%
※いずれか任意に選べる
通貨ペアの数20通貨ペア
内、対円通貨ペア:10通貨
「米ドル/円」のスプレッド0.2銭(0.002円)
「米ドル/円」 買いのスワップポイント
※2021年4月2日時点
0円 ※1万米ドルあたり
口座開設キャンペーン最大20,000円キャッシュバック
(2021年3~5月)

みんなのFX──ロスカット100%、高いスワップポイント

みんなのFX」はトレイダーズ証券運営のFXサービスだ。最低取引単位は1,000通貨で、少額取引に対応している。ロスカットは証拠金維持率の100%時点で行われるため、追証は理論上発生しない。

「米ドル/円」の通常スプレッドは0.2銭で、1万通貨あたり20円のコストで取引ができる。2021年4月2日時点のスワップポイントは22円だった。月に約660円、年間だと約8,030円が受け取れる計算だ。初心者向け5社の中で最もスワップポイントが高くなった。

ちなみにみんなのFXは「システムトレード」にも対応しており、取引ツール上で実際に存在するトレーダーの取引をもとに、24時間自動売買をさせることが可能だ。なかなか忙しくてFXをする時間がない人などにもおすすめだ。

最低取引単位1,000通貨
ロスカット基準証拠金維持率100%
通貨ペアの数27通貨ペア 内、対円通貨ペア:16通貨
「米ドル/円」のスプレッド0.2銭(0.002円)
「米ドル/円」 買いのスワップポイント
※2021年4月2日時点
22円 ※1万米ドルあたり
口座開設キャンペーン最大50,000円キャッシュバック (2021年4~6月)

FX口座開設時の審査基準と対策──審査に通るために知っておきたいこと

FXの口座開設には審査があり、場合よっては落ちてしまうこともある。

したがって、審査に落ちてしまわないよう、申し込み時にどのような審査が行われるか理解が大切だ。なぜ審査が必要か、ローンがあるとFXの口座開設できないかといった基礎知識や、具体的なFX会社の審査基準と対策について解説する。

未成年や海外在住でも口座開設できるFX会社

海外在住の日本人FXトレーダー

また、日本国内のFX会社は日本国内居住であることを条件としている会社が多いが、中には海外在住でも口座開設できるFX会社がある。

多くのFX会社が口座開設を20歳以上としているが、未成年(18歳以上)でも口座開設できるFX会社はある。いずれも法定代理人(親権者)の同意が必要だ。またスマホを利用した口座開設「eKYC」は利用できず、郵送でのやり取りになる。

SBI FXトレード

「SBI FXトレード」は2011年設立、取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。

「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 34(対円は19)
スプレッド(1000通貨まで) 米ドル/円(0.28~0.30銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.4銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】Rich Client NEXT
  • 【スマホアプリ】SBI FX TRADE(新・旧あり)
みんなのFX(トレイダーズ証券)

みんなのFXは「トレイダーズ証券」が提供するFXサービスだ。27通貨ペアを小口の1,000通貨から取引でき、取引コストは高シェアを獲得しているFX会社と同水準に低い。また、自動売買ツール「みんなのシストレ」を提供している。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】FXトレーダー
  • 【スマホアプリ】FX トレーダー アプリ版
LIGHT FX(トレイダーズ証券)

「LIGHT FX」は、「みんなのFX」を手掛ける「トレイダーズ証券」が2018年から提供するFXサービスだ。スワップポイントに定評があり、業界最低水準の取引コストも評価が高い。2020年中に口座を開設すると最大5万円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】アドバンスドトレーダー、シンプルトレーダー
  • 【スマホアプリ】LIGHT FXアプリ
GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券は2005年に創業した、GMOインターネット株式会社のグループ企業だ。インターネット専業証券会社として、FX取引サービス「FXネオ」を提供している。「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 20(対円は10)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.7銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】はっちゅう君FXプラス
  • 【スマホアプリ】GMOクリックFX
  • 【ブラウザ版】ブラウザ取引画面、FXツールバー(要インストール
セントラル短資FX

セントラル短資FXは創業100年超の「セントラル短資グループ」が展開するFX会社だ。25通貨ペアの裁量トレードができる「FXダイレクトプラス」のほか、22通貨ペアで自動売買ができる「セントラルミラートレード」口座が用意されている。

取引コストは市場シェアの高いFX各社と同水準であり、比較的低コストで取引できる。また新規口座開設で最大50万円キャッシュバックのキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 25(対円は11)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】PC web取引システム、プログレッシブチャート、クイックチャート・トレードプラス
  • 【スマホアプリ】スマホアプリ(FXダイレクトプラス)、クイックトレードプラスfor iPad(タブレット)

【注目】有力FX会社の早見表(スタイル&ニーズ別)

短期で取引したい(デイトレ&スキャルピング)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか約定スピードドル円 スプレッド通貨ペア数最小取引単位シストレ対応
JFXスキャルピング公認。高速取引専用ツールが魅力数秒単位のスキャルピングに対応。
MT4に対応
4社で唯一数秒単位のスキャルピング「秒スキャ」に言及
超短期トレーダーはJFX推奨
最速:0.001秒 平均:0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭2610,000通貨×
LION FX(ヒロセ通商)スキャルピング公認。取扱通貨ペアは業界最多水準大口ならキャッシュバックキャンペーン手厚い
通貨ペア数が多く、スキャルピングの選択肢が広い
数十万円キャッシュバックの取引キャンペーンが定番
大口トレーダーに推奨
最速:0.001秒 平均:0.003~0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭501,000通貨×
セントラル短資FXスキャルピング向けに「1クリック注文」用意4社で最もドル円スプレッド安いドル円メインのトレーダーに向く0.1銭251,000通貨
OANDA スキャルピング公認。95%以上の注文が0.001秒で処理口座開設者に世界7拠点からマーケット情報提供口座開設者は「OANDAラボ」から情報提供受けられる
情報も重視したい方はOANDA
新規注文の99%が0.001秒で処理 (2021年5月3週実績)0.3~0.4銭4010,000通貨
※OANDAは「東京サーバー」コース(その他コースでは1通貨単位、69通貨ペアも)

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

②スプレッド重視(とにかく取引コストを低く)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ユーロ円ポンド円豪ドル円NZドル円
ネオモバFXドル円スプレッドが最低0銭「Tポイント」で取引可能TポイントでFXと株式の取引可能
ポイントで疑似体験したい方に向く
0~0.3銭0.4~0.6銭0.9~1.1銭0.6~1.1銭1.2~2.5銭
ゴールデンウェイ・ジャパン大口取引も低スプレッド 1万通貨超なら3社で最も低い(ドル円)1万通貨超なら3社で最低
取引金額が大きい方に推奨される
0.1銭0.3銭0.6銭0.4銭1.0銭
SBI FXトレード1,000通貨以下なら低スプレッドで原則固定3社で最も通貨ペアが多い3社で最も通貨ペアが多いが、1,000通貨超のスプレッドは変動制
少額トレーダーに向く
0~0.1銭0.3銭0.69銭0.4銭0.9銭

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

③中長期で取引したい(スワップ=金利収入重視)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ポンド円ランド円メキシコ円トルコ円最小取引単位通貨ペア数スプレッド(米ドル/円)シストレ対応
みんなのFX高水準スワップが魅力「オプション」取引も可能(LIGHT FXはFXのみ)「オプション」のほか「自動売買」に対応(LIGHT FXはFXのみ)
FX以外の選択肢も持ちたい方に推奨
32円259円50.7円35.7円292円1,000通貨270.2銭
LIGHT FX新興国通貨スワップに強み新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向
高金利通貨のスワップを獲得したい方に向く
31円259円63.7円49.7円292円1,000通貨270.2銭×
表中のスワップポイント(米ドル円~トルコリラ円)は「2021年5月24~28日の累計 1万通貨の買い」の数値

※トルコリラ/円に特化した図表は、下記の記事内を参照されたい。

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

④少額取引(数円~数千円で始めたい初心者&取引金額を細かく調整したい方)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

⑤自動売買(時間が無い方向け。プログラムによる取引)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
リピート系
FXブロードネット自動売買ツール「トラッキングトレード」。利益実績84.8%(2014年10月15日~2021年3月31日)9つの取引コースを用意。複数コースの保有OKルールが異なる取引コース9種。複数のコースを持てるため取引の目的ごとに使い分けられる
取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

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⑥サポート重視(初心者&夜間取引が多い人向け)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くかその他の問い合わせ窓口
外為どっとコム24時間電話受付。為替のプロが対応税金やマーケット情勢についても回答オペレーターは為替のプロ。オンラインFXセミナーも頻繁に行われる
初心者のエントリー口座として特に推奨
メール
外為ジャパン電話&LINEで24時間対応。LINEも24時間対応高機能FXツール「プレミアチャート」を無料提供。値動きを詳細に分析できる
本格的な取引も行いたい方に向く
メール、LINE
DMM FXコールセンターは24時間受付。メールやLINE、AIチャットも3社で唯一株式取引可能(株式も24時間サポート対応)「株式」「CFD」を取り扱い、いずれも24時間サポートの対象。独自の競走馬ファンドサービス「BANUSY」はユニーク。
サポートのほか選択肢も重視したいならDMM FXが推奨される
メール、LINE、AIチャット

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⑦取引ツール重視(MT4など)

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

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⑧デモ口座のあるFX会社

 最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
DMM FX10,000通貨210.2銭×
アイネットFX10,000通貨240.7銭~1.8銭
FXTF10,000通貨300.1銭×
JFX1,000通貨260.2銭×
LION FX1,000通貨500.2銭×
FXブロードネット1,000通貨240.2銭
アヴァトレード1,000通貨551.1銭
セントラル短資FX1,000通貨250.1銭
OANDA1通貨690.3銭~0.8銭×
外為どっとコム10,000通貨300.2銭×
みんなのFX1,000通貨270.2銭
2021年6月1日現在

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⑨「提供情報の多さ」重視(知識をつけたい・戦略を練りたい)

FX会社概要
LIGHT FX金融情報サービス「FXi24」を通じて為替ニュースを閲覧できるほか、重要度がひと目で分かる経済指標カレンダーも公表
インヴァスト証券自動売買ができるトライオートFXでは、自動売買に関する知識が丁寧に紹介されており、初心者でも無理なく自動売買に挑戦できるようになっている
LINE FX何よりの強みと言えるのが、LINEで為替や相場に関するニュースを受け取ることができることだ。経済指標の発表に合わせて通知がすぐに送られてくるため、チャンスやピンチに素早く反応することができる

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FX会社名 ポイント
DMM FX 口座開設数は国内最大級
SBI FXトレード 最小1通貨から取引可能、積立FXも対応
LIGHT FX スワップポイントに定評、実践的な情報コンテンツ
外為ジャパン 1,000通貨単位、クイック入金や24時間サポート体制
楽天FX 楽天ポイント・グループのシナジーで若者が流入
マネックス証券 リスク管理しやすい仕様、外貨出金が可能
LINE FX シンプル設計や通知機能がライトユーザーに便利
ゴールデンウェイジャパン スプレッド業界最狭水準、MT4利用可
FXブロードネット 豊富な取引コースや自動売買が好評
LION FX(ヒロセ通商) 最高水準の取扱通貨ペア数、多様なキャンペーン
ネオモバFX Tポイント利用可、少額からの投資にも強み
トライオートFX 自分で自由度高く作成可能な「設定型」の自動売買
JFX 約定力に定評、スキャルピングも
セントラル短資FX 値動きを予測する「みらいチャート」が好評
OANDA Japan 豊富なテクニカル指標・描画オブジェクト標準装備
アヴァトレード・ジャパン 日本初MT5に対応
アイネットFX 裁量取引も、自動売買取引も可能
更新日:2021/01/25

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

(画像:Shutterstock)

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