doublejump.tokyo、Astarと提携──NFTで⽇本発パブリックブロックチェーンを活用

NFT事業を⽀援するdouble jump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)は、⽇本発のパブリックブロックチェーンを開発するAstar Network(アスターネットワーク)と提携する。アスターが注力するNFT領域のエコシステムの拡⼤を目指す。double jump.tokyoが3月23日に発表した。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

double jump.tokyoは近く、アスター上でのNFTプロジェクトを公開する。今後、アスターを主要なパブリックチェーンの1つとして選定していく考え。double jump.tokyoによると、取引手数料(ガス代)の安さやチェーンの成⻑速度、コミュニティの盛り上がりなどを評価したという。

double jump.tokyoは、手塚プロダクションの鉄腕アトムやブラック・ジャックなど、著名なIPコンテンツとの取り組み実績がある。また、ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」などを開発している。

アスターは、プロトコルに預けられた暗号資産の総額である「Total Value Locked(TVL)」が約1000億円にのぼり、Polkadot(DOT)エコシステムでは最大規模。1⽉中旬のスマートコントラクトのローンチから、急速に成⻑している。

アスターは3月、大手暗号資産取引会社のコインベースから出資を受けた。ネイティブトークンは「ASTR(アスター)」で、Krakenやバイナンス、フォビグローバルなどに上場している。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:double jump.tokyoの発表文より