モルガン・スタンレー、米生保がデジタル資産運用会社に出資

米デジタル資産運用会社のNYDIGは今週、2億ドル(約210億円)の資金をモルガン・スタンレーとニューヨーク生命保険、マスミューチュアル生命保険、ソロス・ファンド・マネジメントなどから調達したと発表した。

NYDIGは、マサチューセッツ・ミューチュアル(マスミューチュアル)生命保険が昨年に1億ドルのビットコインを購入した際、仲介役を務めた企業。

「今回のラウンドに参加した企業は、単なる投資家ではない。長年にわたってお互いにお互いをよく知るパートナー。NYDIGはこれらの企業と連携して、投資運用から保険、銀行業務、クリーンエネルギー、慈善活動までのビットコイン関連の戦略的取り組みを進めていく」とNYDIGの共同創業者兼CEOのロバート・ガットマン(Robert Gutmann)氏はコメント。

NYDIGは2020年12月、創業169年のマスミューチュアル生命保険のビットコイン投資をサポートした企業として突然、姿を現した。マスミューチュアルはその際、NYDIGに500万ドルを投資している。

ガットマン氏は2月、NYDIGのビットコイン運用資産が2021年末までに250億ドルに達するだろうと話している。さらに8日の声明の中で、ガットマン氏はこうコメントした。

「NYDIGが数四半期のうちに、新たな投資家と連携して提供していくビットコイン商品やサービスにおけるイノベーションに注目して欲しい」

|翻訳:山口晶子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Soros, Morgan Stanley Join $200M Investment in Bitcoin Firm NYDIG