キャシー・ウッド氏:ビットコインETFの承認確率は上がった──50万ドルへの上昇もあり得る

米アーク・インベストメント・マネジメント(Ark Investment Management)を率いるキャシー・ウッドCEOは、ビットコイン(BTC)が19日に3万ドル台まで急落した後、いずれ50万ドル(5500万円)になる可能性があるとコメントした。

ブルームバーグTVに出演したウッド氏は、ビットコインは今「売り出し中」であり、19日の下落後も必ずしも底を打っていないと述べた。同氏は市場は「感情的」で、底を打ったと呼ぶことは難しいと話した。

ビットコインは5日連続で下落し、3年以上ぶりに一部の投資家にとっては最悪の月となった。

インタビューでウッド氏は、米EV大手テスラのイーロン・マスクCEOがビットコインマイニングの環境への影響を懸念していることに短く触れ、マイニングへの太陽光発電の利用が劇的に加速すると説明した。

また価格急落により、2021年中にアメリカでビットコイン上場投資信託(ETF)が承認される見込みが高まっているとも述べた。ウッド氏は、最近の価格の急落により、今年中に米国でビットコイン上場投資信託が承認される可能性が高まっており、「今回の調整で確率は上がった」と語った。

ウッド氏は今月初め、暗号資産ファンドを運営する21Shares AGを傘下に持つスイスのアムン・ホールディングス(Amun Holdings)に取締役に就任したことを発表している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Ark Investment’s Cathie Wood Says Bitcoin Will Go to $500,000