エルサルバドル、ビットコインを法定通貨に──法案が議会を通過

エルサルバドルの議会は、ビットコイン(BTC)を正式に法定通貨として認めた。

9日朝、議会で行われた投票では、ナジブ・ブケレ大統領の提案に過半数が賛成、大統領は早ければ同日午後に法案に署名する見通しだ。

ブケレ大統領は9日朝、ツイッターの音声サービス「スペース(Space)」で自身のビジョンの詳細を説明した。エルサルバドルでは、口座開設などの銀行サービスを受けられる国民は人口の3割程度で、同法案が同国の金融包摂(フィナンシャル・インクルージョン)を推し進めることが可能だとアピールした。

また、ブケレ大統領は、エルサルバドルに3ビットコインを投資した個人に永住権を与える法律を構想中と述べた。

ビットコインが法定通貨と認められたことで、同国のすべての企業は、商品やサービスの支払い手段としてビットコインを受け入れることが義務付けられる。だが価格変動リスクを負いたくない企業に対しては、政府が支援を行うと大統領は述べた。

大統領によると、政府がエルサルバドル開発銀行に設定する信託は、ビットコインを米ドルにすぐに交換することで、企業のリスクを引き受けるという。信託は、約1億5000万ドル(約164億円)の米ドルを保有する予定だ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:エルサルバドルの首都サンサルバドルにある大聖堂(Shutterstock)
|原文:It’s Official: El Salvador’s Legislature Votes to Adopt Bitcoin as Legal Tender