ソラナ、一時100ドル超で史上最高値を更新──時価総額8位の暗号資産に

ソラナブロックチェーンのトークン「ソラナ(SOL)」は、時価総額トップ10の暗号資産にランクインした。機関投資家の関心の高まり、ノンファンジブル・トークン(NFT)やDeFi(分散型金融)の盛り上がりが原因だ。

データサイトのメッサーリ(Messari)によると、日本時間30日15時時点で価格は約98ドル、時価総額はドージコイン(DOGE)に次ぐ8位の約283億8000万ドル(約3兆1200億円)、第10位のポルカドット(DOT)の約248億7000万ドルを上回っている。30日未明には一時100ドルを超えて、史上最高値を更新。わずか半年で2倍以上に値を上げている。

出典:Messari

「機関投資家のソラナに対する需要は、ここ数週間で増加している」と暗号資産金融サービス会社のアンバー・グループ(Amber Group)はコメントした。オスプレイ・ファンズ(Osprey Funds)は24日、富裕層投資家にソラナへのアクセスを提供するために「Osprey Solana Trust」を米証券取引委員会(SEC)に申請した。

「一般的に、ソラナ、コスモス(Cosmos)、テラ(Luna)、アバランチ(Avalanche)のようなイーサリアムブロックチェーンを代替するブロックチェーンに資金が流入している」とアンバー・グループは述べた。これらのブロックチェーンのトークンは、この4週間でイーサリアム(ETHの)に対して、それぞれ80%以上の上昇を見せている。

10分で1万枚のNFT画像を販売

ソラナは2週間前、ソラナブロックチェーンがNFTプロジェクト「Degenerate Ape Academy」を立ち上げ、NFTに参入したことで強い買いが集まった。Degenerate Ape Academyは話題を集め、最初の10分間で1万枚の猿の画像のNFTが売れた。猿の画像を購入するためにソラナを購入する必要があり、価格を上昇させた。

「実際にソラナを購入し、そのスピードと低い取引コストを体験して、多くの人はより強気になった」とニュースレター「Not Boring」の発行者のパッキー・マコーミック(Packy McCormick)氏は述べた。

NFT人気は、ソラナをさらに上昇させる可能性がある。アンバー・グループによると、NFT市場にはポジティブなフィードバックループが生まれているようだ。

「供給危機と価格発見の不透明さが存在している。そのため、価格帯は広く、価格の大きな上昇が今のトレンドになっているようだ」(アンバー・グループ)

暗号資産調査会社トークン・メトリクス(Token Metrics)のチーフ・テクニカルアナリスト、ビル・ノーブル氏は「市場の暴落を除くと、ソラナを止めるものはなにもないと思う。ソラナはおそらく、DeFiとNFTの双方にとって大きなプラットフォームとなるだろう」と述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ソラナのラジ・ゴカル(Raj Gokal)COOと、アナトリー・ヤコべェンコ(Anatoly Yakovenko)CEO
|原文:Solana, Boosted by Move Into NFTs, Enters List of Top 10 Cryptocurrencies by Market Cap