【市場動向】ビットコインとイーサリアム、ボラティリティ上昇を予想

【市場動向】ビットコインとイーサリアム、ボラティリティ上昇を予想

暗号資産(仮想通貨)市場は24日、ビットコイン(BTC)が5万6000ドル付近の狭いレンジで推移したため、概ね下落した。テクニカル指標を見ると、ビットコインは6万ドルのレジスタンスに向けて買いが活発になる可能性がある。

今週は25日がアメリカの祝日(感謝祭)となり、取引高の減少が予想されてる。だが一部のアナリストは、月末に近づくにつれてビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のオプション市場でボラティリティが上昇すると予想している。

最新価格

●ビットコイン(BTC):5万7420ドル、−0.65%
●イーサリアム(ETH):4271ドル、−2.51%

●S&P500:4701、+0.23%
●ゴールド:1788ドル、−0.12%
●米国10年債:1.63%

「全体的に短期的なレンジ相場が続くだろう。ビットコインは6万ドル以上で何度か失敗しており、突破するにはいくつかのアクションが必要になる」と暗号資産デリバティブ取引所Delta ExchangeのCEO、パンカジ・バラニ(Pankaj Balani)氏はコメントした。

「ビットコインをはじめとするリスク資産には下落圧力とボラティリティ上昇を予想すべきだが、時価総額1兆ドルレベルは短期的にはビットコインにとって強いサポートとして維持されるだろう」(バラニ氏)

ボラティリティ上昇への備え

一部のアナリストはオプション市場でのビットコインとイーサリアムのボラティリティ上昇を予想している。これは今後数日間で急激な価格変動が起こる可能性があることを意味する。

ビットコインのインプライド・ボラティリティは5月から低下傾向となっており、比較的低いレベルから短期的に上昇する可能性がある。

「価格変動が一般的に下落局面で起こる株式市場とは違い、ビットコインはペーペチュアル先物取引のレバレッジのため、両方向に大きな価格変動が起こり得る」と暗号資産運用会社Two Primeは今週はじめ、レポートで述べた。

さらに「ビットコインのレバレッジ比率はまだ比較的高いため、さらなる価格下落は、清算の連鎖を引き起こし、ビットコインは100日移動平均(約5万3000ドル付近)を急速に試す可能性がある」としている。

出典:Skew

「インプライド・ボラティリティ(IV:将来のボラティリティに対するオプション市場の期待値)がリアライズド・ボラティリティ(RV:実際の価格変動)よりも大幅に高い場合、後者(RV)の上昇は通常まもなくであり、ロング・ポジションは大きなリターンをもたらす」(Two Prime)

アルトコイン状況

柴犬コイン下落、大口保有者が利益確定:柴犬コインは3週連続の下落となった後、24日、再び下落した。ブロックチェーンのデータによると、暗号資産市場はリスクオフモードになっているため、柴犬コインの大口保有者が利益確定を行ったようだ。

eToro、米顧客のカルダノとトロンの取引を制限:取引プラットフォームのeToroは「進化する規制環境におけるビジネス関連の判断」を理由に、12月から米顧客のカルダノ(ADA)とトロン(TRX)の取引を制限すると発表。その後、カルダノは一時6%以上、トロンは2.4%下落した。

メタバースプラットフォーム「The Sandbox」の暗号資産SAND、25%上昇:ブロックチェーンベースのメタバース(仮想世界)「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」のネイティブ暗号資産(仮想通貨)「SAND」の強気の動きは、独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)が双方の関係を示すようなツイートを行ったことで、24日、勢いを増した。CoinDeskのデータによると、暗号資産ザ・サンドボックス(SAND)は24時間で25%上昇して7ドル超の史上最高値を更新、1週間の上昇率は70%に達した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Skew
|原文:Market Wrap: Higher Volatility Expected in Bitcoin and Ether

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