【市場動向】ビットコイン下落は小休止、センチメントは弱気に転じる

【市場動向】ビットコイン下落は小休止、センチメントは弱気に転じる

暗号資産(仮想通貨)市場は6日、概ね下落した。だが週末の下落の後、市場は安定している。ビットコインは200日移動平均線(46,386ドル)の上で取引されており、短期的には売り圧力が弱まる可能性を示している。

アナリストは、ビットコイン先物市場の過剰なレバレッジが下落につながったと指摘した。また、短期的な反発の余地はあるものの、一部のアナリストは今後数週間の値動きに慎重な姿勢を見せている。

「過去2回、ビットコインが200日移動平均線に挑戦した時は、良い買いのチャンスだった。市場は構造的に強気で、単にレバレッジがかかりすぎていた」とファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ(Fundstrat Global Advisors)のショーン・ファレル(Sean Farrell氏)はニュースレターに記した。

最新価格

●ビットコイン(BTC):48,954ドル、+0.5%
●イーサリアム(ETH):4,226ドル、+2.7%

●S&P 500、+1.2%
●ゴールド:1,779ドル、−0.2%
●米国10年債:1.443%

「ただしビットコインは強気相場の重要指標の1つである20週移動平均線を下回っているため、今は短中期的に弱気の見通しであることに留意しなければならない」と暗号資産ヘッジファンド、ARK36の最高執行責任者(COO)アント・パロイアン(Anto Paroian)氏はコメントした。

「暗号資産市場の激しい値動きは、一部の投資家がしばらくの間、リスクオフモードに入る準備をしていることも示している可能性がある」(バロイアン氏)

だが一部の投資家は投機的な暗号資産に再び投資することに抵抗はないようだ。例えば、株式市場は6日、ボラティリティが低下して安定した。暗号資産市場では、イーサリアム、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)などのアルトコインは先週、ビットコインを上回るパフォーマンスを見せており、投資家のリスク意欲が高まっていることを示した。

大幅な清算

下図を見ると、ビットコイン先物の未決済建玉は9月7日以来の大幅減少となった。また、ブロックチェーンのデータは、ロングポジションを取る多くのトレーダーのビットコインが損益分岐点を割ったことで、下落が加速したことを示している。

出典:Glassnode

「ビットコインの短期保有者の損益分岐点は5万3000ドルにあり、そのレベルを割った途端、さらに大きな下落が起きた」と暗号資産取引プラットフォーム、ベクワント(BeQuant)のリサーチ責任者マーサ・レイズ(Martha Reyes)氏は述べた。

ビットコインのドローダウン

ビットコインは史上最高値の約6万9000ドルから30%近く下落、9月以降で最大のドローダウン(ピークから谷までの下落率)となっている。通常、ビットコインは強気相場でも10%〜20%の間で急激なドローダウンが起こる。しかし弱気相場ではドローダウンは30%を大きく超え、価格の回復に数カ月かかることもある。

:Glassnode

アルトコイン

●VCグループ、ポリゴンへの投資を検討:複数のベンチャーキャピタルからなる投資家グループは、イーサリアムのスケーリング・ソリューション「ポリゴン(Polygon)」に対する5000万ドル〜1億5000万ドルの投資を検討している。投資は暗号資産ポリゴン(Polygon/MATIC)の購入という形で行われるという。ポリゴンは、イーサリアムが抱えている混雑や高い取引手数料などのスケーラビリティ問題の解決を目指す「サイドチェーン」。

CoinDesk 20がリスト更新、DeFiからWeb 3.0へのシフトを反映:四半期ごとに見直される「CoinDesk 20」に今回、コスモス(ATOM)、ソラナ(SOL)、インターネットコンピューター(旧Dfinity、ICP)が入った。一方、CoinDesk 20から抜け落ちた暗号資産は、アーベ(AAVE)、ザ・グラフ(The Graph/GRT)、ユニスワップ(UNI)。変更は、Web 3.0関連のソフトウェアプラットフォーム、ツール、インフラが、DeFi(分散型金融)およびDeFi関連アプリに取って代わっていることを反映している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Glassnode
|原文:Market Wrap: Cryptocurrency Sell-Off Pauses as Sentiment Turns Bearish

おすすめ記事: